4/13(土)
朝から上田。上田映劇(トゥラム・ライゼ)でカウリスマキ『枯葉』観る。アルコールに依存した堕落した生を生きる今の私には他人事ではない。カウリスマキの必ずしも大ファンではないが、カウリスマキがカウリスマキ映画を撮っていられるうちは、まだこの世界は終わるべきではないのだと思う。
しかし、そうでなくなる日は、そんなに遠くもないのだと思う。
生きたいのか死にたいのか。何をしたいのか。自分になにかが出来ると信じていきていくことも難しい。
もういつ死んだっていいや、と思いながら「人間ドックに行こうかな」と真剣に考えてもいる。
午後、上田映劇でぺヤンヌ・マキ『映画 ◯月◯日、区長になる女。』観る。日本の政治ドキュメンタリー史上、ここまで晴れやかな気持ちにさせられる作品は今までなかっただろう。それくらい、私たちはこの国がただ沈んでいくことを当然のように受け入れるよう、順応させられてきたのである
「みんなが選挙にいけば、世の中が変わる」。この言葉を冷笑をもって迎える者には、今後この映画のDVDを突きつけろ!
ぺヤンヌさんの演劇は鑑賞したことがなく、もっぱら平野勝之作品での彼の右腕的な活躍で知るばかりだが、師匠と同じく徹底的に「セルフ」な視点からドラスティックな展開を記録することに成功した。美しい結実だと思う。
ぺヤンヌさん、出演者の杉並区民の方たちのトークを聞いてから、時間があったので別所線に乗って上田原のブックオフへ。
樋口可南子×篠山紀信「可南子 イン バリ」)と87年刊「ギャルズ ビデオ コレクション」を購入。あと買わなかったけど『地球防衛少女イコちゃん』DVDやCDなど増田未亜さん関連の物がまとめて売っていた。たぶん誰かが自らの青春にピリオドを打ったか、死んだのだろう。