2/17(土)

 

午前中、神保町の古本屋を周る。矢口書店の外の棚でプレストン・スタージェスの評伝を500円で見つけて購入。

 

12:50アテネで植岡特集で『精霊のささやき』をニュープリントで観るという素晴らしい機会にも関わらず、8割ほど爆睡してしまい、後悔してもしたりない。配信とかしてください。

『エロス・なす娘』の参考上映のあと、『眠れる森の吸血鬼』『WONDER WALL』『奇術師』を続けて。アマチュアリズムと正統派娯楽映画作家としての顔が矛盾せずに共存する幸福な映画たち。

 

最後の『夢で逢いましょう』を観る時間がどうしてもなく、悲しい。急いで池袋へ。18:30のバスに乗って帰郷。

 

2/18(月)

 

10時過ぎまで爆睡。ほんとどうしようもない。今やってる仕事は、かつて渡り歩いていた人を機械のコマのように摩耗させる職場に比べたら雲泥の差の恵まれた状況ではあるはずなのだが、朝起きる頃の「もうただ消えてしまいたい」という闇雲な悲しみはなくなってくれない。必死で作り笑いを浮かべて、二日酔いのためにゲロ吐いたりしながらなんとか職場に向かう。

とりあえず、半年間働いて百万円くらい貯めたら、東京に戻る。自分の望む仕事に就けるとは限らないが、少なくとも東京には友がいる。誰かを好きになったり、好きになってもらえる希望をこの2年間諦めてきたけども、そういうアラレもない希望をまた持ってもいいと最近思えてきたのだ。とりあえず、東京に行けばなんとかなるって、なんだか高校生の頃に戻ってしまったみたいだけれど。

でも、このまま田舎の日常に埋没して、酒飲んで気を失って眠る日々のままでは、僕はほんとうにダメになってしまうと思う。親に迷惑かけても、何をしても、自分が幸せになることを諦めるべきではないと思う。どれだけで惨めで恥ずかしくて不甲斐なく年齢を重ねるだけだったとしても、まあそれはそれで。

午後出勤。休憩時間中島らも、わかぎえふ「じんかくのふいっち」読む。この職場に入って1番良かったのが、休憩時間をしっかり休憩室で1時間とれること。