2/16(金)

 

8:45佐久インター南からのバスに乗って池袋へ。バスの中で中島らも「獏の食べのこし」を読み終えて、「ぷるぷる・ぴぃぷる」読みだす。面白すぎる。10年以上前に江古田の図書館から放出されたものをここまで寝かせてきたかいがあったね。

11:30頃池袋着。ゴーゴーカレーでカレー。ユニオン行きたい気持ち抑えてアテネに直行する。

4階で読書してると児玉くんに遇う。関口さんにも挨拶。今日の司会の千浦さん、ゲストのいまおかさん、七里さん、磯田さん、高橋さんなどにも会う。宮田さんに遭うのは軽く10年ぶりくらい?嬉しい。

植岡喜晴レトロスペクティヴ。『ルック・オブ・ラブ』『アカイヒト』『月へ行く』『恋のそよ風』『花子さんのこと』『植岡喜晴メモリアル映像』『みかこのブルース』『雑木林襲撃』『ストレート・ノー・チェイサー』『ヤクザと地底人間』どっぷり浸かる。飄々としたユーモアと共存する、強靭な意志を持った画面、技術のつるべ打ちにクラクラする。とにかくひたすら面白い。僕が2009年に映画美学校に通いだした頃には、植岡さんは講師をしなくなっていた。作品の上映もされないために名のみ高い人だった。植岡さんの教え子だった矢部真弓さんと当時映画の撮影で(被写体として)共演する機会があり、植岡さんは本当に面白い人だと言っていたのを思い出す。

個人的に、『集い』『アカイヒト』の孤高の映画作家遠山智子さんが演者としても素晴らしい才能に恵まれているこを知れたのも収穫だった。

打ち上げでいまおかさんと話す。榎本敏郎さんを紹介してもらう。

「榎本さんの『痴漢電車 さわってびっくり!』といまおかさんの『クリーニング屋の女房 若い男に恋して…』の主演が同じ麻田さんと川瀬さんなのは意図的なんですか?」と長年の疑問をぶつけたら「偶然だよ…ていうかそんなの知ってるの君だけだよ」といまおかさんに言われる。

あと、打ち上げの席の真向かいにいたのが『ストレート・ノー・チェイサー』に出演していた当時の植岡さんの教え子の映画美学校卒業生でびっくり。16年越し!に完成して上映されてよかったですねと伝える。

終わって、みんなと新宿駅で別れるが、僕と千浦さんは池袋西口の深夜までやってるカフェで二時ごろまで話す。

ひとり池袋西口の金太郎に泊まる。