今月12日の演奏(札幌)に向けて
個人練習を行なっていましたがそこで地獄をみました
・ソロをどうしたらいいのか
・テンポや進行にもついていけない
出だしの2曲で地獄を見ました
今回の【札幌Music Lab.+ 】はかつて
ジョー・アラッドとの約束通り
脳梗塞から1年後にステージに立った時のバンド
今回は約3年ぶりのライブになります
当時は札幌Music Lab.として演奏しましたが
正直あの時の記憶は今はありません
曲もあの時とは全部違います
僕にとっては全く違う道を歩いているようなものです
「あれ~この道どうやって歩いていけばいいんだろう…」
メロディはそれでも何とか吹けますが
曲の間隔とかソロになると「あれ~」
迷うし、テンポがついていけない
さまざまな情報処理に脳の神経回路が追いつかないのです
コン・コン・コンならまだついていけるのですが
コンコンコンになっちゃうともう
「なるほどなぁ~」
今の自分の状態とその都度向き合いながら
パニクらずにゆっくりゆっくり
脳梗塞前は自分のスタイルでもちろん吹けていたものも
脳梗塞後は全部失っているので、全てをこれまで構築し直してきました
古いものに加えて、さらに新しいテクニックも組み入れています
ただゆっくりテンポで練習しているので速くしてしまうと
「わぁ~」
今の僕には大層困難となり最初の2曲で地獄を見たわけです
でも安心してください
僕は地獄が得意なんです
「前に行こう、前に行こう…〝前進あるのみ〟」で進んでいくと
だんだんだんだん見えてきて3時間かかりましたが1周できました
でも前半の曲はガタガタですので
2周目はあまり難しく考えずに細かく決めてかかりました
手間はかかりましたが大事な作業です
もう一つの課題は体力です
筋力アップに毎日取り組んでもいますが
ヤナギサワシルバーソニックは重量があるので
椅子に座らせてもらうかもしれません
「かなり上がる」
今回の演奏は僕にとって難易度が高いです
12Keyの中から色んなもの(コード)が飛んできます
それに合わせて細かな処理が求められます
昨年2月のコットンクラブよりも処理数は多いです
でもテンポが今の僕には難しい
あと10日をきりましたが
体力作りなど足腰を鍛えながら
慌てず取り組んでいきます
演奏家としてのグレードが一歩ずつですが
上がる自分を感じてもいます
音に関してはずば抜けていいと思います
世界レベルでも動じません
あとは処理能力を高めていくだけです
細かくアップデートしていきます
…そうして先日
バンドメンバーとのリハーサル1回目を終えました
とても新鮮な気持ちでサックスが吹けました
何といっても今回は
R&B系のキメ曲ばかりなので
常に集中していないと
「あれコレどうなるんだっけ」
ロスト(迷子)してしまう
課題のテンポもまだ対応に遅れが僕はありましたが
まずは旧知のメンバーと一緒にプレイ出来た事に感謝です
第一関門クリアです
次回リハーサルに向けて
これからバッチリ調整していきます
ご都合よろしければぜひ
音のエネルギーを浴びに来てください💕
田野城寿男 札幌Music Lab.+
日時:10月12日(土)
19:00開場 19:30開演
出演:田野城寿男(Ts, Ss)
岩根匡伸(Ds)
青木務(Bs)
堀ゆたか(Key)
料金:予約¥3,500 当日4,000 +ドリンクオーダー
会場:live & bar アフターダーク
予約:live & bar アフターダーク ( tel 011-261-0890 18時以降)