暑い季節こそ、バドミントンは工夫次第でぐっと楽しく、しかも上達しやすくなります。ここでは安全対策→遊び方→練習メニュー→道具の夏チューンの順で、すぐ使えるコツをまとめました。
1|まずは“夏バド安全対策”をセット
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時間帯を変える:屋外移動や体育館の往復は**朝活(6–9時)/ナイト(19–22時)**がおすすめ。
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給水計画:開始30分前にコップ1杯、その後は汗量に応じて10–15分ごとに少量ずつ。長めの練習は電解質飲料を併用。
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熱中症サインを把握:めまい・吐き気・頭痛・手足のしびれ・異常な汗/汗が止まる→即休憩・冷却。
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冷却&汗対策:クーリングタオル/保冷剤、替えTシャツ&替え靴下、汗拭きモップでコートの水滴はすぐ除去(転倒防止)。
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ウォームアップ:関節回し→股関節・ふくらはぎ中心のダイナミックストレッチ→軽ジョグ1–2分。クールダウンはふくらはぎ/アキレス腱を丁寧に。
既往症や減塩治療中の方は水分・塩分補給を主治医の指示に沿って調整してください。
2|夏だから楽しい“遊び方”アイデア
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朝活バド:涼しい時間に60–90分。終わってからの朝ごはんが最高、生活リズムも整います。
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ナイトバド:仕事帰りにライト練習。対人ゲームは短めにして故障予防。
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家族・友だち体験会:初心者ルールでサービスはロング固定、ラリー10本つなげたら勝ちなど“つながる楽しさ”重視に。
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AirBadminton(屋外):風に強い専用シャトルで公園・砂地でもOK。レジャー×運動のいいとこ取り。
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ミニイベント:ダブルス総当たりのビギナー杯や、**“5分交代ノック祭り”**など、短時間で盛り上がる企画が◎。
3|暑い日にこそ伸びる“上達メニュー”
3-1|90分・初心者向け(無理なく、でも着実)
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0–15分:ウォームアップ+シャドーフットワーク(前後左右へ4歩×各3セット)
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15–35分:基礎打ち(クリア→ドロップ→ドライブ)。フォーム動画撮影で自己チェック
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35–55分:ネット前タッチ(近距離で優しく押し出す感覚)
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55–75分:ダブルス半面ラリー(**“相手コートの中央狙い”**を合図に)
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75–90分:クールダウン+1ポイント課題の振り返り
3-2|90分・経験者向け(高強度すぎない“効く”練習)
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0–15分:可動域重点の動的ストレッチ+サイドステップ
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15–35分:多球ノック(低強度インターバル)
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前後6本→休憩30秒×4セット
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35–60分:ネット前制圧ドリル(プッシュ/ヘアピン→甘く上がったら即プッシュ)
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60–80分:ゲーム形式(11点先取×2本。集中は高く、時間は短く)
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80–90分:クールダウン&動画で一箇所だけ改善点を決める
4|“夏チューン”道具とウェア
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シャトルの“スピード”調整:気温・湿度が高いとシャトルは飛びやすくなります。夏は**一段階“遅い番号”**を選ぶと打球感が安定(番号はメーカーで差あり)。
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ガット&グリップ:暑さでテンションが緩みがち→張り替え時に0.5–1lb高めも選択肢。汗対策にタオルグリップ+グリップパウダー、グリップは予備を持参。
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シューズ&ソックス:通気性の良いシューズ、厚手ソックスを途中で交換すると足裏の蒸れ・マメを防止。
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ウェア:吸汗速乾+薄手。首元・脇・背中がよく乾く素材を。キャップ/サンバイザーは屋外で有効。
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持ち物ミニチェック:電解質飲料/水/保冷剤/タオル2枚以上/替えTシャツ&靴下/テーピング/簡易救急セット。
5|“夏の目標”を一つだけ
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例:「9月までにドライブの連続10本」、**「スマッシュ後に必ず1歩前詰め」など、“行動で測れる目標”**を1つに絞ると、暑い時期でもモチベが続きます。
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週1回でもOK。小さな達成→次の練習の循環を作りましょう。
6|楽しさを倍増させる小ワザ
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音楽でテンポ作り(アップ/クールダウン時)
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練習後の“ご褒美”を先に決める(かき氷・スムージーなど)
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映像で学ぶ→1つだけ真似する(フォームの一括矯正はNG、1箇所に集中)
まとめ
夏のバドミントンは、「安全第一」「短時間高密度」「道具の夏チューン」が合言葉。時間帯やメニューを工夫すれば、暑さを言い訳にせず、むしろ成長チャンスに変えられます。朝活でもナイトでも、あなたの生活リズムに合う“続けやすい一歩”から始めてみましょう。
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