義務教育などで

日本の歴史を学び、

貴族や武家の社会を知った。

それだけでなく、もちろんこの社会に生まれ

脈々と流れて来た家族の血脈から

日本人の心、というものが

私の根底にある、と信じている。

 

この根底に流れているものが、

欧米ではギリシャから来ているそうだ。

 

数学者の岡潔という方が

 

「ミロのヴィナスというものは、

あるところまではわかりますが、その先は

どうにもわからないのです。

そういうものをギリシャはみな持っている。

欧米の文明はギリシャから発したのですから、

ギリシャをよく調べないと、わからないでしょうね。」

(『人間の建設』より)

 

と言っておられる。

 

ミロのヴィーナスのあるところまで、とは

どこまでかも知りたいところですが、

 

やはり根底に流れるものを

わかろうとするには

よく調べないとわからないようです。

 

 

 

 

岡潔の、欧米の文明はギリシャから、発言ですが、

 

ギリシャ人はもともと、

「我々はみな 同じ価値観 をもつ仲間だ」

と考えていた。

 

ところが、

アレクサンダー大王が

トルコまでを一つの大きな国にしたときに、

ギリシャ人は、はじめて

オリエント(今のエジプト・トルコ・シリア周辺)の人たちと接し、

 

「 世界には価値観の違う人もいるんだ 」

 

と気が付いた。

(この気づいた辺りがヘレニズム文化と呼ばれる時代)

 

   ギリシャ人A

   『へー、世界には顔かたちや日々の暮らしが違う人々もいるんだなー・・・。

   ・・・あれ??

   ていうか、そういえば俺らだって一人一人みんな違うじゃん!!!』

 

そして、ギリシア人たちに「  」という気づきが生まれた。 
 

個に対する意識が強くなる中で、

どうすれば自分は幸せになれるのか、 

個(自分自身)の幸福について探求していくという哲学が生まれる。

 

これが個人主義。

 

ちゃんちゃん。

 

ということで、

欧米のいわゆる個人主義は、ヘレニズムのころのギリシャから、

ということでしょうか。

岡さん、・・・詳しい方、教えてください。