韓国短期留学体験記(4)
●木曜日●
09:00~09:50 1時間目
10:00~10:50 2時間目
11:10~12:00 3時間目
12:10~13:00 4時間目
* 授業はすべて韓国語で行われました
今日は時間割も教室も先生も通常通りに戻りました。
1時間目
今日は昨日の二の舞を舞わぬよう早めに学院に着いて真ん中の席を確保しました。
先生は今日も変わらず始業のベルが鳴ると同時に教室に入ってきたのでした。
今日も最初は昨日の午後はどこで何をしたかを一人ずつ話していくところから始まりました。
私はプッチョンのハノクマウルの古い町並みを散歩した後おいしいワッフルを食べたこと、晩ご飯にコングクスを食べたことなどを、かいつまんで話しました。
町並みやワッフル、コングクスの感想を先生に聞かれたのに「静かで雰囲気が良かった」「柔らかくておいしかった」「予想と違って冷たくておいしかった」くらいのことしか言えずもどかしい気持ちになりました。
本当に言いたかったことは、そこだけ時間の流れが止まったようなところだったのでまるでヤンバン(両班)の時代にタイムスリップしているような気分になったとか、そういうことだったのに…。
「ふわっふわでほっぺたが落ちるかと思うほどおいしかった」とか「のどごしがツルッとして夏バテしてても食べられそうだ」なんてこともすらすら言えるくらい語彙力・表現力を身に付けたいと思いました。
みんなの話が終わると宿題を集めてさっそく教科書に入りました。時計を見ると9:30でした。
3課のモデル会話
先生の手本を最後まで聞き、それから一文ずつ先生に続いて全員で言っていきました。
会話自体はそれほど長くないものの滑らかに言おうとするとやはり難しかったです。
ただひたすら先生の言い方を真似てお経でも唱えるように繰り返し練習しました。
2時間目
3課の単語
解説と例文に加えよく使う表現が板書されました。
歓迎会・送別会・花見など職場でよく使われる単語を習いました。
また、「辞書で(知らない言葉を)探す」と「(見当たらない)辞書を捜す」とでは使う助詞が違うことなども学びました。
3課の文法
・ハン 助数詞+ド
「一(個/本/回)も」
・ハナド
「一つも」
*いずれも否定文中で使われる
・名詞/代名詞ドゥル
・副詞ドゥル
*いずれも複数を表すが、日本語に訳されないケースも多い
・名詞+マルゴ
「~ではなくて/~の他には」
・動詞語幹+ジ マルゴ …
「~しないで…」(動作や状態の排除や禁止)
*いずれも後件には命令・勧誘・疑問形などが来る
それぞれについて
先生が文法説明
→先生が例文提示
→学生が例文作成
を行いました。
「名詞+マルゴ」は前日に習った「名詞+アニラ/アニゴ」と使い分けが紛らわしいので注意が必要だと思いました。
3時間目
次に隣の人とペアで類型練習し、終わったら一つずつ全員で言って確認しました。
3課の応用練習
学んだ表現を使って学生どうしが自由に質問&答えを言い合う時間が設けられました。
4時間目
すごろくゲーム
用意されたプリントのすごろくを見ながらジュサウィ(サイコロ)を振り、出た目の数だけ駒を進め、そこにあるテーマについて韓国語で答えると言うゲームです。
テーマに挙げられていたのは、
・今住んでいるところ
・よく会っている友達
・日本で有名な観光地
・両親からよく言われる言葉
・自分が話題にしにくいこと
・今自分が着ているファッション
など、全部で23個もありました。
どのテーマに当たるか分からないドキドキ感と、とっさに浮かんだことをすぐに韓国語で話すという切迫感で、ほどよい緊張と面白みがありました。
ゲームの醍醐味が味わえたと同時にみんなの意外な一面を知ることができて興味深かったです。
最後に宿題が配られ今日はこれでおしまい。
午後は2時から映画鑑賞会があるため学院近くの食堂で急いでお昼ご飯を食べました。
ここのプルコギトベギは期待以上においしくて感激しました。
2時少し前に学院に戻って鑑賞会を行う教室へ。
鑑賞する映画は「過速~オーバースピード・スキャンダル」というタイトルで、08年に韓国で製作、公開された作品です。
主演はチャ・テヒョンさん。彼は感動作「ヨッキジョギン クニョ(猟奇的な彼女)」で少し頼りないけど純朴で一途なキョヌをとてもリアルに演じた魅力的な俳優さんです。
そんな彼の映画が観られることが嬉しい反面、韓国語字幕で内容が理解できるかなという不安もありました。
2時ぴったりに本編が始まって、聞き取れない部分がありながらも知らず知らず徐々に映画の世界に引き込まれていきました。
まだ日本で公開されていない作品ですが、タイトル通りスピード感があって面白かったし、最後には温かい気持ちになる素敵な映画だと思いました。
残念ながら、ケンカの場面などはセリフが速すぎてあまりよく聞き取れませんでしたが、日本で公開されたら再挑戦しに映画館へ足を運ぶつもりです。
鑑賞会終了後はまっすぐハスクに帰ってしばしお昼寝タイムに充てました。久々に熟睡できてすごく気持ち良かったです。
夜はアジュンマにハスクで食べると伝えていなかったため外に出て一人で食べることにしました。
シンチョン(新村)界隈は学生街でボリュームのあるものが安く食べられる食堂などが多いようです。私はお店の人と気軽に話せる感じのところを探し求めて歩き回り、「シンチョン・キムパプ」というキムパプ屋にさんに入りました。
中に入ると明るく人の良さそうなアジュンマが笑顔で迎えてくれ、何か良いことがありそうな予感がしました。
好物のチャムチ(ツナ)キムパプとおでんを注文。出てくるまでの間に学院で出た宿題をしていると、「どこから来たの」とアジュンマに聞かれました。
話したくてうずうずしていた私は拙いながら韓国語で答え、こちらからもいろいろ質問、アジュンマとの会話をしばし楽しみました。日本出張も多いという息子さんの話に、得意料理、韓国人の結婚観などいろいろなことをしゃべって楽しい時間を過ごしました。
韓国では一人で食事をすることは寂しくて恥ずかしいことのようにとらえられるのが普通だと韓国人の知り合いから聞いたことがあります。
アジュンマがこんなふうに気さくに話しかけてくれたのは、もしかすると一人で食事する私が寂しくないようにと気遣ってくれたからなのかなと思いました。
「ここにいる間いつでもおいで」
アジュンマは最後にそう言うと、また笑顔で見送ってくれました。
母よりずっと若い彼女には失礼だと思いますが、韓国にお母さんができたようで嬉しく、幸せな気分で帰宅しました。
今日も良い一日でした。
韓国短期留学体験記(3)
●水曜日●
09:00~09:50 1時間目
10:00~10:50 2時間目
11:00~11:50 3時間目
12:00~13:00 4時間目
* 授業はすべて韓国語で行われました
* 4時間目は調理実習でした
4時間目が調理実習のため変則的な時間割、教室も5階から4階に移動し、先生も変わりました。
前日遊び疲れたうえに宿題をするのに時間がかかってちょっと寝坊してしまい、教室に入ったときはもう始業ギリギリ。黒板の右側奥の席だけが空いていたのでそこに座ることになったものの、板書が見づらくノートを取るのに苦労しました。
このときもう絶対に寝坊はしないと心に誓い、翌日から始業15分前には教室に入るようにしました。
1時間目
始業のベルと同時に先生が入ってきて簡単な自己紹介をしました。学生にも自己紹介と前日の午後はどこで何をしたかという話をさせました。
ミョンドン(明洞)でアイメイクをしてもらった人、ヨイド(汝矣島)のテレビ局を見学してきた人に、宮廷料理を食べに行き道に迷ってしまったという人もいて、聞いているだけで面白くて飽きなかったです。自分の番は最後だったので考える時間は少しありましたが、言いたいことをすべて伝えるには程遠く、詳細な説明をするための語彙力・表現力がもっとあればと悔しかったです。
次に前日習った表現を使って話しました。宿題とダブルで復習できて良かったです。
最後に宿題を集めたところで終了しました。
2時間目
2課のモデル会話
前日と同じく先生のお手本を最後まで聞き、一文ずつ先生に続いて全員で言っていきました。これを繰り返して滑らかに言えるようになったところで一人ずつ言うよう指示されました。
他の人の番のときもこっそり口を動かしてシャドウイング…着いていくのに必死でした。
2課の単語
解説と例文に加えよく使う表現が板書されました。
・輸出
輸入などの反対語・なかったものが急に現れたときに使う動詞「センギダ」の用法
・失敗したときの表現の使い分け
(間違って~した=チャルモッ/技術がなくてうまくできなかった=チャル モッ)
1課の文法
・~エ テヘソ+動詞
「~に対して/関して」
・~エ テハン+名詞
「~に対する/関する」
・Aイ/ガ アニラ/アニゴ B
「AではなくB」
・第3語基+カジゴ
用法は、理由・順序・~しに行く(しに来る)の3つ。前件の動作の結果・状態を維持したまま後件の動作に続く、または前件が後件の理由や原因になる。口語表現。
それぞれについて
先生が文法説明
→先生が例文提示
→学生が例文作成
を行いました。
3時間目
隣の人とペアになり類型練習をし、終わったら一つずつ全員で言いながら確認しました。
次は連想クイズをやりました。
・ワngボk
(往復)
・アnジョn ベrトゥ
(安全ベルト)
・ウmニョス
(飲みもの)
・タmベ
(タバコ)
・ピョ
(チケット)
…
↓
ピヘngギ
(飛行機
)が正解!これをもう1問やって終了。
最後に宿題が配られ、調理実習のため大移動しました。
4時間目
ナkチ ポックm(タコ炒め)を作りました。
調味料の名前を韓国語で確認した後、調理開始!
タコと玉ネギ・ネギ・ホバkなどの野菜を混ぜる。
フライパンに油をひいたら材料を投入して炒める。
火が通ったら、ヤngニョm(薬味)を加えさらに炒めて出来上がり。
なんと簡単な料理でしょう!
って、これはひとえに担当の先生の手抜きによってできた技。本来は材料ごとに別々に炒めなければならないそうです。
銘々皿に取り分けたところで白いごはんが運ばれてきました。
少し辛い料理なので付け合わせにトマトも盛り付けます。
全員着席したタイミングでチャr モッケッスmニダ~。
味見段階では多少の不安もあったものの出来上がりを食べてみたら手抜きしたとは思えないおいしさでした。
私たちのクラスはほぼ全員が完食し、チャr モゴッスmニダ~。
各自で後片付けが済んだら今日はおしまい。
今夜はみんなで8時からの公演を観に行くため、集合場所&時間を確認して解散しました。
午後は、いったん滞在先のハスク(下宿)に帰り教科書などを置き、同じハスクの日本人仲間と3人で散歩に出かけました。
行き先は彼女たちが行きたがっていた昔ながらの町並みが続く地域に決定!
そこはプッチョンハノクマウル。実は前日、教え子と行ったところでした。
そんなわけで私が先導してお2人を案内することに。楽しい町歩きが始まりました。
まずはプッチョンにあるセンターに寄って詳しい地図を入手。坂を上り上りして古い町並みを目指します。途中、思わずシャッターを切りたくなるようなところに来るとみんなで撮影大会に。
この町並みはまるで、他とは違う時間が流れているように感じられました。ヤンバン(両班)が住んでいた時代に思いをはせつつ歩みを進めると高台からキョンボックン(景福宮)が見えました。
秋風が気持ち良くてしばし眺めを楽しみます。少し歩き疲れた様子のお2人に「お茶でも飲みに行きませんか」と提案、ガイドブックで調べてきたコーヒーとワッフルがおいしいと評判の「ビーンズ・ビーン・カフェ」へ。
店内はほぼ満員。なんとか空いた席を確保していざレジへ注文に。おいしいそうなワッフルの写真と香りにやられて飲みものと一緒にオーダーしてしまいました。
ベリーが苦手という人がいたため抹茶のワッフルを頼んだところ、これが大当たり!
ふわふわの生地の中に抹茶が練り込まれていてとにかくおいしくて食べ始めたら止まらずすごい勢いで完食してしまいました。
ワッフルがなくなると今度は話に夢中…世代を超えガールズトークに花が咲きました

あっという間に時間が過ぎ、夕方5時半にシチョン駅で知人と待ち合わせていた私だけお先に失礼しました。
シチョン駅に着くと昔の教え子が笑顔で出迎えてくれました。このときもそうでしたが、この仕事をしていてほんとに良かったと思う瞬間がたくさんありました。
久々に会った彼は元気そうで仕事も充実している様子で明るい笑顔が絶えませんでした。
ぜひ食べてほしいものがあるからと、コングクス(モヤシから作るうどん)の専門店に案内してくれました。
うどんと聞いて勝手に温かい料理を想像していたら、なんと冷たいスープに麺が入った冷麺のような料理が運ばれてきたので少し驚きました。
麺もスープも鮮やかな黄色をしていてモヤシだとよく分かります。食べてみると濃厚な豆の味がして食感ものどごしも初めて体験する感じでした。これなら夏場に食欲が落ちたときもツルッといけそうだと思いました。
食べ終わりゆっくり話す間もなく店を出ると8時から始まる公演の会場へ向かいました。彼は当然と言わんばかりに着いてきて会場へ案内してくれました。
会場ではチケットを手にした先生たちに誘導されて劇場の中に入りました。彼とはここでお別れしてこれから観劇です。
演目は「BREAK OUT」。刑務所の囚人たちの脱獄を描いたコメディタッチのダンスパフォーマンス。
強烈キャラの囚人たちが目の前で繰り広げる躍動感あふれるダンスに圧倒され、思わず引き込まれてしまいました。
ストーリーもよく練られていて、言葉が理解できない人でも視覚で楽しめ笑えるような内容でした。
終幕後は出演者たちと写真撮影ができたりサインがもらえたりする時間もあって、ファンサービスが充実していました。
劇場の外に出ると後は流れ解散。私はお昼にご一緒した同じ下宿の方たちに誘われ、4人で劇場近くのポジャンマチャ(屋台)へ飲みに行きました。
解放感たっぷりのポジャンマチャで名物のチキンをほおばりながらソウルの夜を満喫しました。
終電間際に駅まで走って地下鉄に乗り込んで、無事に下宿まで帰り着き、長い一日が終わりました。
あ…でもまだ宿題が残っていたのを忘れていました。
急いでシャワーを浴びて眠い目をこすりながらしばし机に向かい…終わった自覚もないままに記憶をなくしたようにいつの間にか寝てしまっていました。
韓国短期留学体験記(2)
●火曜日●
09:00~09:50 1時間目
10:00~10:50 2時間目
11:10~12:00 3時間目
12:10~13:00 4時間目
*授業は全部韓国語
前日の分班試験の結果を見て中級クラスに入ることになりました。
教科書は「カナタKOREAN中級1」を渡されました。
教室には机の付いた1人掛け椅子が10脚ほど置かれていました。
1時間目
中央の席に座るとまもなく先生が入ってきました。名前をボードに書いて簡単に自己紹介をすると、チャギソゲ(自己紹介)と書かれたプリントを配って私たち学生にも自己紹介をさせました。
名前、韓国へ来た日、韓国へ来た回数、韓国語学習の動機、自宅の場所、家族、趣味、韓国でしたいこと…それらを交えつつ一人ずつ自己紹介をしていきました。
私たちのクラスは8人で全員女性でした。
30分ほど使った自己紹介の時間が終わるとさっそく、教科書に入りました。
1課のモデル会話
先生の手本を最後まで聞くところから始まり、先生に続き一文ずつ全員で言っていきました。これを繰り返して滑らかに言えるようになったところで一人ずつ言うよう指示されました。
最初ちょっと緊張したけど何度も練習してからだったためか意外にすらすら言うことができて驚くと同時に嬉しかったです。
2時間目
1課の単語
解説と例文に加えてよく使う表現が板書されました。それをノートに書き写すと同時に言う練習もしました。
1課の文法
・~チュンイダ
「~中である」(進行中の動作)
・~コドゥニョ
「~から」(理由)
それぞれについて
先生が文法説明
→先生が例文提示
→学生が例文作成
を行いました。
次に隣の人とペアになり類型練習をし、終わったら一つずつ全員で言いながら確認しました。
3時間目
1課の応用練習
学んだ表現を使って学生どうしが自由に質問&答えを言い合う時間が設けられました。
同じ質問でも、人によって答えがまったく異なり、個性が出ていて面白かったです。
誰かが間違えてちょっとおかしなことを言ったりすると、周りからすかさず突っ込みが入って自然にみんな笑顔になりました。
徐々に緊張が和らいできてクラスの雰囲気が和やかになった感じがしました。
4時間目
自由会話
用意されたプリントをもとに隣の人とペアになって自由に会話し、その会話の内容を一人ずつ発表しました。
発表を聴きながら要点を書き取ることもしなければならず、意外と難しかったです。
言えるけど書けない単語がいかにたくさんあるかを思い知らされた気がしました。
今日はこれでおしまい。
午後は火曜日か木曜日かを選んで映画鑑賞会に参加するよう言われました。私は木曜日を希望して、学校を後にしました。
午後、滞在していたハスク(下宿)があるシンチョン(新村)に知人が訪ねてきてくれ、一緒に出かけることになりました。
その人は7年前に名古屋の日本語学校で教えた学生です。
5年ぶりに再会した彼女は美しさに磨きがかかっていて、まぶしいくらい輝いて見えました。
会えなかった時間を埋めるように韓国語&日本語ごちゃまぜ会話を始めた私たちは
シチョン(市庁)
→チョンゲチョン(清渓川)
→ジョンノ(鐘路)
→インサドン(仁寺洞)
→プッチョンハノク(北村韓屋)
→サムチョンドン(三清洞)
→インサドン(仁寺洞)
と、気付けば、ものすごい距離を歩いていました。
チョンゲチョンには初めて行ったけどちょっと散策したりするのにちょうど良さそうな場所だと思いました。
インサドンやサムチョンドンなどと並んでデートコースとして人気があるという話を聞いて納得。
好きな人と一緒にいつかこの道を歩いてみたいな…そんな気持ちにさせられる素敵なところでした。
