前回のFritzchenの冗談で、よくないものの例として、”Unterricht!(授業)”

が挙げられていましたが、確かに!とうなずいてしまう授業(参観)が

ありました!(最近はコロナで参観が全くできませんが…。)

 

子どもたちが小学校に通うようになってからドイツと日本の学校制度の違いに

ええっとか驚くことも多々あったんだけど、子どもたちはそれしか知らないので、

全然問題なく(というか、息子ちゃんは時々問題起こしてくれたけど…笑い泣き

無事小学校(四年)を卒業して今はGymnasium(ギムナジウム)に通っています。

 

が、このGymnasium、主に大学進学を希望する子どもたちが通う学校なのですが、

家の子どもたちが通っているのは公立だからか、素行が悪いお子様たちも多いんです。

授業中に平気でおしゃべりしたり、中にはマンガ読んだり、携帯いじっている強者たち

もいるようです。(教科書を立てて隠しているらしいのですが、全く注意されないみたい

です。思い出してみれば、確かに私も高校生の頃、教科書で隠して内職したり、

早弁したこともありましたが…。てへぺろ でも、さすがに中学ではしなかったな。)

 

先生も、生徒が授業中何しているかなんて興味ないし(つまり、聞いてなくて本人が

分からなくてもそれは自己責任)、そもそも、生徒指導なんて私の仕事ではないから…

と、例えそれがつまらない授業の結果だったとしても開き直ってしまっている場合が

多いみたいです。

 

しつけや勉強に対する姿勢を作ることは、親の責任!と、役割分担をしっかりする
ことももちろん大切なのですが…。もう少し心の教育も学校では必要ではないかと…。
 
まあ、それについては、子どもたちの自己責任でもいいんです。
でも、ドイツの学校は、やたらと休講が多いんです! 当日の朝、急に先生が
病気で休みだから、1・2時間目の授業がないとか、3・4時間目の授業の先生がお休み
でいないから、5・6時間目の授業を繰り上げて、4時間目終了後に帰宅とか、そんなの
がやたらとあります。今週も2時間つづきの授業が急遽つぶれ、11時半には家に帰って
きました! そりゃあもう、子どもたちは大喜びしていたようですが…。私的には、
また休講~!?ゲッソリって感じです。
 
ドイツも先生不足で代講とか、自習監督の先生とかもいないのかもしれませんが、
基本的に、自分の仕事以外はしない!というスタンスなので、休んだ先生の授業を
引き受けると負担が増えるので、やりたくないんでしょうね。
 
担任の先生に、”この教科の授業は、先生がよく休むし、行事でつぶれたりして、
ほとんど受けられてないから、他の先生と授業を交換するなど、何か対策を
取ったりしてはもらえないのか”と、聞いたところ、
”先生だって病気になるから、仕方ないでしょう?”
”他の先生もその時間帯は、別の授業があるから交換は無理”
と、言い放たれました。(面倒くさいことは、やりたくないんだろうなー)
 
日本のように、困ったときは、お互い様。持ちつ持たれつ…とか、通用しない
ドイツの個人主義。確かに病気で休むのは仕方がないのですが…。フォローも
全くないので、何度も同じ先生に休まれてしまうと、あなたに病休の権利は
確かにあるけれども、
子どもたちの授業を受ける権利はどうなるのーって思います!
 
個人主義の強すぎるドイツと集団主義の強すぎる日本、日本とドイツ、
足して2で割るとちょうどよいかも???ウインク