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【出演情報】

ミュージカル『恋する♡ヴァンパイア』

【公演日程】

2018年3月9日(金)-4月1日(日)

天王洲 銀河劇場、広島 JMSアステールプラザ,大阪 森ノ宮ピロティホール 

【チケット料金】全席指定:9,500円(税込)

【出演者】       

戸塚祥太(A.B.C-Z)/樋口日奈(乃木坂46)/京本大我(SixTONES)/東山義久/和田泰右(D☆D)/高岡裕貴/関根慶祐/皇希/新田恵海/菊地美香/小野妃香里/鎌田誠樹

相ヶ瀬龍史/田川景一/白山博基/辺田友文/今込楓/吉田彩美/仲本詩菜/谷口愛祐美

演出:児玉明子

皆様こんばんは。今日もお疲れ様でした。

広島に原爆が投下されてから75年。それは遠い昔のようでもありますが、わずか75年。

いつも思いますが、それで何万、何千亡くなったとしても、家族にとっては誰より大切な一つのいのち。軽く扱われていい命なんて一つもありません。

世界が平和でありますようにと心から思います。


今日は「与謝野晶子さん」の詩を読みました。

乱れ髪という歌集で有名な日本の歌人ですよね。

私は大好きで、実は、こんな復刻版の本もうちにはあります。可愛くて綺麗な本ですよね。

中の挿絵もとても素敵です。


特に有名なのは、

「やは肌の あつき血汐に ふれも見で 寂しからずや 道を説く君」という歌。

年上の奥さんもいる男性に向かっての歌です。

「この柔らかくも熱いわたしの体が目の前にあるのに、あなたは触れもしないで人の道を説いている。ねえ、それで寂しくはないの?それであなたは満足なの?」という歌です。いかがでしょう?男性は、ドキドキしちゃいそうですよね。こんな歌歌われたら。

これを、当時の男尊女卑の世の中で堂々と歌って世間に出してしまう与謝野晶子はすごいと思うのですが、私は次の作品に驚きます。


『君死にたまふことなかれ』


   あゝをとうとよ、君を泣く、
   君死にたまふことなかれ、
   末に生れし君なれば
   親のなさけはまさりしも、

   親は刃をにぎらせて
   人を殺せとをしえしや、
   人を殺して死ねよとて
   二十四までををそだてしや。

   堺の街のあきびとの
   旧家をほこるあるじにて
   親の名を継ぐ君なれば、
   君死にたまふうことなかれ、
   旅順の城はほろぶとも、
   ほろびずとても、何事ぞ、
   君は知らじな、あきびとの
   家のおきてに無かりけり。

   君死にたまふことなかれ、
   すめらみことは、戦ひに
   おほみづからは出でまさね、
   かたみに人の血を流し、
   獣の道に死ねよとは、
   死ぬるを人のほまれとは、
   大みこゝろの深ければ
   もとよりいかで思されむ。

   あゝをとうとよ、戦ひに
   君死にたまふことなかれ、
   すぎにし秋を父ぎみに
   おくれたまへる母ぎみは、
   なげきの中に、いたましく
   わが子を召され、家を守り、
   安しと聞ける大御代も
   母のしら髪はまさりぬる。

   暖簾のかげに伏して泣く
   あえかにわかき新妻を、
   君忘するるや、思へるや、
   十月も添はでわかれたる
   少女ごころを思ひみよ、
   この世ひとりの君ならで
   あゝまた誰をたのむべき、
   君死にたまふことなかれ。

日露戦争の頃に作られた有名な詩ですが、学生時代は、なんとなく教科書で教わって、なんとなく鑑賞して終わっていました。

でも、5年ほど前に、あるお芝居の作品世界の周辺を調べる際に改めて読んでみて、ものすごく驚きました。

弟を思う1人の姉の、その気持ちだけから作った詩が、反戦の歌とされ、日本中大騒ぎとなりました。

それでも毅然としていた与謝野晶子という詩人は、私の憧れの人でもあります。


これは、日露戦争の真っ只中に、明星という文学雑誌に載せたものです。

よく読むと、天皇は戦争に出ることもなくおいでになるけど、そのお心は深いので、人を殺し、自分は深き森で死ね、それを名誉としなさいよなんてお思いになるだろうか?思うわけないじゃないですか、と言っているので、天皇を直接批判しているわけじゃないのですよね。すごい皮肉ではあるけれど。


与謝野晶子は、家族を愛していた人ですが、ずっと夫のことを恋人のように見ているんですよね。それがすごいなと思う人です。

35歳で7人の子供がいるのに、それを置いて、夫を追ってフランスに行ったりするんです。でも、今度は子供が恋しくなる、日本に帰ると夫が恋しい、という人でした。

合計11人の子供をうみ、大胆に育てました。子供の名前も、日本風の名前もあれば、四男はアウギュスト、5女は エレンヌ 子供たちはいい迷惑で、その後改名したそうです。

大杉栄の子供たちもエマとか、ルイズ と言ったし、森鴎外の子供も杏奴(アンヌ)、不律(ふりつ)と言ったし、当時の知識階級の人たちは、海外に子供を送り出したかったのかなあ。


会合に招かれたのに貧乏で着る着物がないとなると、無地の着物に金色で自分の短歌を袖から胸にかけて大胆に書いて着て行ったり、それがまた大人気になって頼まれて、お小遣い稼ぎになったりと、エピソードに事欠かない人です。

私が好きなのは、お嫁さんに、息子が語った言葉で、

「母は、女中さんの愚痴やものが高いとか安い、と言った日常のつまらない話は嫌いですから」

と伝えたところ、お嫁さんが、じゃ、どんな話をしたらいいのかと尋ねると、「楽しい話、珍しい話、面白い話」と言ったってこと。


与謝野晶子さんは、とても面白い人なのでいつか お芝居で演じてみたい。

作家さんに頼んでみようかな。