先日、放送された野村萬斎さんと、羽生さんの対談、録画したのを見ましたが、とても興味深かったです。
萬斎さんのお話し、とても深くて、難しいんですけど、でも、わからないけどわかるような気がする、みたいな気がして(どないやねん)、思ったことを書き留めておこうと思いました。
まず、「虚を衝く」ということ。難しいんだけど、こうくるかなー、と予測した方の反対を行って、観客の目を引き付ける、ということ。
なんていうか、きっと、面白いなー、と思う振り付けって、気づかないところで、こういう仕掛けがちりばめられてるんだろうなー、と思います。あと、この言葉を聞いて、ぱっと頭に浮かんだのは、町田さんのエアギターでした。あれは見事に「虚を衝いた」パフォーマンスだったと思います。
あと、「誤作動しないように型にきっちりはめ込んで、それがいつでもオートマチックにできるようにする」という言葉も、ほほー、と思いました。
萬斎さんのおっしゃってることとは少し違うかもしれないけど、バレエでも、例えば、他のものは右足前の五番から始めるけど、アッサンブレやジュッテは右足後ろから始める。
私たちのように子供のころからやってきた人たちは、何も考えずに右足後ろから始めるんだけど、大人から始めた人は、これがなかなか身につかない・・・らしい。
これも大きな意味でいえば、オートマチックにできるようになる、ってことなんだと思う。
技術的なことに関しては、私なんて誤作動起こしてばかりですが・・・・
あとは、「ここはこうやるんだとわかっていてもおお、とおもわせないといけない、ということが、型のある者のの宿命」って言葉も深かった。
クラシックバレエのバリエーションなんて、殆ど、決まっていて、ここでこういう振りをするっていうのはわかっていて、それでも、すごい人のをみると「すごい!!!!」って思うからすごいんだな(頭悪い文章・・)って思います。
なんか、最近いろいろな発表会や舞台を見ていると、もともとあるバリエーションをものすごく難しくアレンジして踊っている人を見ます。
それはそれですごいと思うのですが、私は、もとのオーソドックスなバリエーションで「おお」と思いたい派です。
その方がやはり、難しい事なんだろうなって思います。
あとは、「なにかを際立たせるために、引くことも必要」とか、「どこを見せるのか、という意識」とか「その時間、その場所の空気を纏う」とか。難しいんだけど、なんとなく、わかるような気がしたりしなかったり・・・
今後、舞台に関わっていく限り、自分の心において、問いかけていく言葉になるんじゃないかな、と思いました。
ためになる、いいお話を見せてもらいました。
そしてそして。あんなちいちゃい、上ずった声で話す羽生さんを始めてみました!あれはあれで、ええもん見た、という気になりました。