カントリーにはカントリーなお店が似合う  ※稲城 | 東京の遊び方 (東京稲城で里山暮らし、時々都会)

カントリーにはカントリーなお店が似合う  ※稲城

今年の春から週何回か稲城に畑仕事に行っているのですが、稲城は新宿から急行で30分弱、距離的にも時間的にも都心からさほど離れているわけではありません。稲城の先には多摩ニュータウンがあり、まあ、普通に東京のベッドタウンでもあります。

ところが、どうしたことか 稲城 だけは、開発から取り残された地域といいますか、ここだけやけに 田舎 の匂いが多いに残っている場所でもあります。地元の人に言わせると、マクドナルドとタリーズに見放された陸の孤島だそうで、ファーストフードもラーメン屋、なかんずく飲食店が駅前に1軒も無い駅であります。

街道まで出ると、以前にもアップした 梅月 という美味しい和食屋さんがあったり、よくあるチェーンのラーメン屋さんが看板をだしていたり、そこそこお店は並んでいます。

元々、稲城で食事を食べる事はほとんどなく、畑も山の中にあるので、お弁当かおにぎりを持っていくのですが、畑仕事で疲れた後で、どこかゆっくり出来るカフェでもあればよいのになぁ、なんて思う事もしばしばあります。
そんな、なにもない稲城の街なのですが、1軒だけ街の風情にマッチしたお店があるんです。


イナキッチン 
東京都稲城市百村1608-3
042-379-2250


アメリカンカントリーをイメージして作ったお店なんでしょう。妙に稲城のカントリーさとマッチしている、不思議な魅力を持ったお店です。





昼間は、稲城のヤンママたちのくつろぎの場になっているようで、お店も忙しくしているようです。





今の季節はテラス席も気持が良さそう。線路をはさんで稲城の山の緑が一望できます。京王線の線路がなければ眺めは最高。





ランチが安くてお徳感満載です。
コーヒーとデザートがついて 870円。
最近、大自然の中で食べるお弁当にも飽きてきて、街へ降りてきてランチを食べる事も多くなりました。
こういう自分の行動を見ていると、都会育ちなんだなぁ、とつくづく思います。





このお店のマスター、若い頃は相当なアメリカかぶれだったのでしょう。アメリカの国旗柄のカーテンなんかその象徴。なんとなくその感覚が伝わってきます。





懐かしい サンダーバード のフィギアが全部揃っています。サンダーバードはイギリスの人形劇ですが、子供の頃はアメリカとイギリスの区別なんかついていません。





PETS や アメリカのキャラクターグッズがいたるところに飾られています。PETSなんか、平成の子供達は知らないでしょ。

今でこそ、日本のアニメが世界を席捲していますが、昔はアメリカのテレビドラマやマンガを喜んで見ていました。
私もアメリカの日本改造プログラムにまんまとひっかかっていたわけです。





ランチは、ポークの香味ソース掛け を注文。
ソースが真っ黒なのでちょっとビックリ。
ガーリックベースで様々なスパイスがきいた美味しいソースでしたよ。





デザートがなかなか美味しい。
ボリューム感もたっぷりで、あー食べた、と言う満足感は充分。





別の日に食べたデザートは、キャラメルのシフォンでした。お皿からはみでるほどにデカイ。

アメリカンならサイズで勝負しなきゃだめ。

美味しい野菜を作るには、ガッツリ食べて勢力をつけなくちゃね。




 「野菜な空間」 は、東京トトロ農園の近況を明日アップします。60日かけて作った 二十日大根 の葉を虫に食べまくられて意気消沈状態の東京トトロですが、気をとりなおして次なるステージに突入しています。