3/8  107本目 余命10年 監督 藤井直人☆☆☆☆
久しぶりに映画館に行ってまいりました。素晴らしい作品でした。喋りたいこと多すぎて困るなぁ。

タイトルの通り余命十年を宣告された少女のお話。内容には深く触れません。是非見てください。具体的にどこが良かったのか、解説して行きます。

まず、展開の仕方がinterestingでした。
ビデオカメラで撮った映像やこの映画の原作にあたる主人公が書く小説を通じて長いようで短い十年間を印象的に表現していて、わかりやすく感動できました。

続いて、キャスティングの強さ。
小松菜奈氏はやはり、表情での演技が超一流。病気のことを隠しているときの含みを持たせた顔、ふとした時の切ない顔など言葉を発せずとも気持ちを伝える能力は本当にすごいと思います。


そんな良さが1番出ている作品はコチラ👆👆
そして、坂口健太郎のいい意味での芋感。雰囲気を完璧に作れていました。

そして、山田裕貴、奈緒、リリーフランキー、松重豊などの豪華俳優陣。全員がその人にしか出来ないような良さ全開の演技をされていて最高!特に、松重さん演じるお父さんが静かに涙を流すシーンは非常にジーンと来ました。

周りの観客は女性ばっかりで、多くの人が涙していたんですが、私は何故か涙が出てきませんでした。私がドライすぎるのでしょうか。いや、そうではないと思います(自己肯定感)。

私が思うに、BGMの質だと思います。カメラは人物の表情にフォーカスしていたと思うのですが、そこで感動を煽るBGMが流れてきたら私の涙腺もKOされたと思います(エンディングのRADWIMPSの曲が話の1番いい所で流れたらなぁ)。
邦画において、BGMは非常に大きなポイントであると思います。曲が微妙でもいい話にはなるのですが、泣くか泣かないかを決定づける重要な材料であると思います。

とにかくいいお話でした。観ていない方は是非
#映画研究会