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楽しく勉強をしよう!

成績を上げるのに一番大事なのは楽しんで勉強することです。確かに大変なこともありますが、少しでも勉強が楽しくなるように色々な情報をお伝えしていきたいと思います。

 こんばんは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)


 公立高校の入試に三年生が集中しているこの時期、二年生以下の生徒にとっては、塾探しの真っ最中のシーズンでもあります。


 大手の進学塾などでは学校の勉強を先取りして学びますから、今月からもう新学年の授業が始まっているという所もあります。


 そうでなくても、次々と新学期生募集のチラシが入ってくるのを見ると、慌ててしまうかもしれません。


 けれども、塾を決める前にはよく考えてください。


 月々の支払いや講習の費用を含めると決して安いものではありません。


 それに塾を変えることは出来ても、それまでに費やした時間は帰ってきません。


 ですから、出来る限り納得の出来る塾選びをして欲しいと思います。


   まず、考えて欲しいのが、塾に何を期待するかです。


 こう書くと   「そんなの子供の成績を上げることに決まっているじゃない」


 と思われるかもしれません。


 確かに高いお金を払って塾にお子さんを通わせる理由はお子さんの成績を上げることですから当然のことですよね。


 でも、極論を言えば、塾が成績を上げてくれることはありません


 成績が上がるのはお子さんが勉強を頑張るからです


 塾ができることは


 ・勉強のやり方を教えること

 ・問題の解き方を教えること

 ・生徒を励ますこと


 これだけです。


 もちろん、「良い塾」は生徒が勉強をして、成績を上げるために必要なことを、最大限効果的な方法で提供してくれます。


 しかし、塾によって得意不得意はあります。


 どんなに周囲の評判が良くても、あなたのお子さんに必要な物を提供するのを不得意としていたのでは、あなたのお子さんにとっては良い塾であるとは言えません。


 ですから、まずはあなたのお子さんにとって必要な物はなんなのかを考える必要があります。


 例えば、

 ・学習習慣

 ・学校及び実力テストの成績

 ・生活習慣

 ・性格

 等が考えられます。


 では、具体的にどのように考えたらよいのか。


 それはまた次回書きたいと思います。  

 こんばんは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)


 このブログでは主に中学生を対象にしていますが、今回は年齢層を下げて小学校低学年のお子さん向けのお話しです。



 先日、小学1年生のお子さんをお持ちのお母さんと話をしたとき、
 「どうやったら子供が勉強するようになりますかねぇ?」
 という話になりました。


 やっぱりどのお母さんもお持ちの同じ悩みですよね。



 お子さんの成長の度合いの差が大きい時期ではあるので、どの子でも当てはまるとは必ずしも言えませんが、一番の方法は「お子さんの前でお父さん・お母さんが勉強する姿を見せる」ことだと私は考えています。



 元も子もないことを言うようですが、子供に親の仕事の苦労を分かってもらおうというのはほとんど無理でしょう(^_^;


 お母さんやお父さんが家の外でどんなに身を粉にして働いて家に疲れ果てて帰ってきたり、時間に追いまくられながら家事をこなしてへとへとになっていたとしても、
 「ああ、仕事で疲れていて大変なんだなぁ」
 と理解してもらえるとは思わない方がよいでしょう(^_^;


 何となく大変そうだなぁと思っていても、いざ「勉強しなさい」と言われて、その後お父さんやお母さんがテレビを見ていて笑っていたのでは「大人は勉強しなくていいよなぁ」と思ってしまうのが普通です。


 でも、両親が勉強している姿を見れば、勉強するのが普通のことと刷り込まれていきます。


 何も学校の勉強や難しい資格の勉強をする必要はありません。


 実際に鉛筆を手にしてやれるようなのであれば言うことありませんが、そこまでしなくても自分の興味のある分野の本を読むだけでもかまいません。


 居間やダイニングルームなどで親が本を読んだり、勉強している姿を見せること。


 それもできればそのことを楽しんでいる姿を見せること(そのためにも自分の興味のある分野の方がいいと思います。ただ、本を読むときは雑誌や写真中心のものは避けた方が良いと思います)


 短時間でもそう言う姿を何度も見ていれば、子供は「勉強って、読書って面白いものなんだ」と思うようになります。


 そうなればしめたものです。


 横で親の真似をして勉強するようになります。


 子供はどんなに正論でも大変そうなことは真似ませんが、面白いもの、楽そうなもの、楽しそうなものは言われなくても真似をします(笑)


 子は親の背中を見て育つ、子は親の鏡とは言いますが、似て欲しいところは似なくて、似て欲しくないところばかり似ると言いますけど、それは似て欲しいと思うところは自分が努力している所だからなのかもしれませんね。



 好きなことを学べるのは大人の特権でもあります。



 自分の好きなこと、興味のあるところを楽しみながら学んでいる姿を見せて、子供のやる気を引き出してみませんか?



#今日の朝日新聞の夕刊で紹介されていましたが、最近は数学を学び直すのがブームになっているようです。


 数学学芸員ようじさんのページ で紹介されていましたが、「数学ガール」という本が面白いそうです。


 これをきっかけにやり直し数学の本を読んでみるのもいいかもしれませんね。
  

こんばんは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)



よく問題や困難を「壁」に例えることがありますよね?


あなたは「壁」にぶち当たったとき、どういう対応をしますか?


普通は自力でそれを乗り越えようとしますよね?


飛びついたり、よじ登ったり何とか自力でそれを乗り越えようとする人がほとんどではないかと思います。


それでも乗り越えられなかったときには諦めたり、その場で立ち止まったりしてしまうと言うときもあるかもしれません。


勉強で言えば、教科書や問題集を最初から最後までコツコツと解いていくようなイメージでしょうか。


でも、中には壁にぶち当たったとき、普通に乗り越えようとしないタイプの人がいます。


一つは「壁を乗り越える」事が目的ではなく、「壁の向こう側に行く」事を目的とするタイプです。


こういうタイプの人は壁を乗り越える方法には頓着しません。
いかに効率よく、確実に、楽に壁を乗り越えられるかということを重視するのです。


周りを見回して、ちょっと離れたところで壁に切れ目があることが分かれば乗り越えないでそこを迂回しようとします。


あるいははしごを見つけたり作ったりして壁を乗り越えようとします。


あるいは1人ではなく大勢と協力して乗り越えようとするかもしれません。


勉強で言えば、勉強することが目的なのではなく、将来の目標、例えばテストで良い点を取るため、志望校に合格したり、さらには将来なりたい仕事になるため、やりたいことをするための手段として勉強を考えるタイプです。


その目標を達成することが重要なのですから、勉強自体は楽に効率よくできるに越したことはないわけです。


ですから、色々な勉強法を工夫したり、もっと楽な解き方がないかと考えたり、みんなで宿題を分担したり、楽に効率よく済ませるための努力は惜しまないのです。


いわゆる要領の良いタイプと言えるかもしれません。


もう一つはノミとハンマーで壁そのものを崩して進むようなタイプです。


根本的な問題そのものをなくしてしまおうとするのです。


勉強で言えば、単に問題の解き方を覚えて問題を解くのではなく、なぜそうなるのか、そもそもどうしてこうなのかという、物事を根本から考えようとするタイプと言えるかもしれません。


こういうタイプの子は疑問点が残ると、なかなか先に進むことが出来す、そこで立ち止まってしまっているように見えることもあります。


正直、こういうタイプの子はなかなか成績が上がらないことがあります。
単純に覚えてしまえば済むことでも、なぜそうなるのかを理解できないと気持ちが悪いので、そこで止まってしまうのです。


でも、きちんと理解できればその応用はしっかりできると言うことも多いのです。



3つのタイプどれがいいとは一概には言えません。


私自身はどちらかというと要領が良くないので、要領の良いタイプはやっかみ半分の気持ちが多少有ります(^_^;


でも、実社会に出るとこういう頭の柔らかさはとても重要になってきます。


与えられた限られている人・モノ・金といった資源をみて、「これじゃできない」というのではなく、「こうしたらできる」と言える人こそが実社会では重宝されますよね?


今、必要不可欠になっているインターネットも20年以上前の草創期には、人・物・金・情報どれもがないないづくしの状態から始まったそうです。


でも、大学や企業の研究者達が限られた資源を最大限に活用した結果が今の隆盛に繋がっているのです。



では、物事の根本を考え続けてしまうタイプの人は実社会でどうなのかというと、このタイプの人もとても重要です。


根本がしっかりしている人というのは、周囲の雑音を気にせず、正しい道を歩いて行けるからです。


特に研究職のような仕事ではこういう徹底的に考えると言うことはとても重要だそうです。


以前、新聞のインタビューにのっていたのですが、研究者は頭が切れるタイプよりも地道にコツコツと愚直に研究を続けるタイプの方が大きな成果を残すことが多いそうです。


頭の切れる人がさっさと見切りを付けてしまうようなことを愚直に研究し続けることでだれもが気にもとめなかったことを大発見に繋げることができるのだそうです。



もちろん、生まれもった性格というのもありますから、無理に自分のタイプを変える必要はないです。


でも、自分のやり方だけが絶対ではないということを知って置いて欲しいと思います。


要領でだけですべてを済ませられると言うこともありませんし、逆にあるときには根本的な解決は横に置いておいて、先に進むことの方が重要な場合もあるでしょう。


勉強で言えば、解法のパターンやテクニックだけを覚えるような勉強は、目先が変わっただけで対応できなくなりますし、逆に分からないところでいつまでも立ち止まっているよりは、大体このようなものだと言うところで一旦先に進んでから、もう一度見直すことでより理解が深まると言うこともよくあります。


学校の勉強を通じて、こういう物の見方を変える訓練も指定ければと私は思っています。