こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
前回まで、「テストの花道」での英単語暗記法について紹介してきました。
今回の番組は非常に盛りだくさんで、他にも苦手科目克服法が紹介されていました。
そこで、今回はこちらの苦手科目克服法についても紹介していきたいと思います。
1.数学文章題克服法「問題は絵で描く」
数学の計算問題は出来るけれども、文章題になるとまるでだめという子はけっこういます。
そういう子にお勧めしたいのがこの方法です。
問題文は全て、できるだけ大きく図やグラフに書いてみるのです。
例えば、関数であればx軸y軸のグラフにして、できるだけ大きく書いてみます。当然、図形の問題であれば、その図形をできるだけ大きく書きます。また方程式の問題であれば、線分や記号をつかって、とにかく図にしてみます。
次に問題文から読み取れる情報を全てその図やグラフに書き込んでいきます。書き込んでいきながら、気づいたこと、分かったこともどんどん書き込んでいきます。そのためにできるだけ大きく図やグラフを書く必要があるのです。
図やグラフにすることで、関係性が見えてきたり、情報を整理することができるようになります。ですから図を書くことによって解法を思いつきやすくなるのです。
また、分からない問題はすぐに答えを見ることを私は勧めていますが、その際に単に答えを書き写すのではなく、それを改めて図にして整理するというのもいい方法です。
単純な図であっても、いざ書こうとすると意外と書けなかったりするものです。
ですから、最初は答えを見ながらでも良いので、問題を図にして整理することをお勧めします。そうすることで理解や記憶がより進むからです。
苦手であればあるほど、その効果は大きいです。数学ができる人というのは、このような図を頭の中で素早く思い浮かべられる人ということが出来ます。
最初は簡単なものから、徐々に難しいものに挑戦していってください。
2.日本史克服法その1「自分で年表を作成し、ストーリー化する」
まず、人物、出来事、年代などを年表に記入していきます。
次にそれぞれの項目を矢印や線で関連するものを繋げていきます。
歴史上の出来事というのは、必ず原因と結果があります。
ですから、その原因と結果の繋がりがきちんと理解できれば、歴史に関する記憶がしやすくなるのです。
また、大きな紙に書き込んでいくことで、一覧性が増し、より繋がりが分かりやすくなります。
3.日本史克服法その2「ドラマなどのDVDをみてイメージを掴んでから教科書を読む」
これは、日本史に対するイメージをまず掴んでから、それを記憶の鍵にするという方法です。
何かを覚える時、まったく知らないものを一から覚えるより、よく知っているものについて新しいことを覚える方がよく覚えられます。
歴史や地理が苦手という人は、その時代や土地の様子を思い浮かべられないから、覚えられないという人が多いように思います。
そういう場合に手っ取り早いのが、その時代を舞台にした映画やドラマを見ることです。そうすることで具体的なイメージを浮かべやすくなり、それを鍵に記憶を増やして行きやすくなります。
あるいはマンガなどもいい方法ですね。
おすすめの映画や漫画を紹介しているページがあったので、興味がある方は是非(^^)
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1335708.html
お勧め日本史映画
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1524837.html
お勧め歴史マンガ
ただ、注意点としてはあくまで映画や漫画はフィクションですので、面白くするために実際の出来事とは変えている部分も少なからずあります。あくまでイメージ作りにしておいた方が無難でしょう。
4.英語長文問題克服法「接頭語・接尾語の意味を掴んでおおよその意味を予測する」
これは英単語を覚えるときにも利用できるのですが、接頭語や接尾語から分からない単語の意味を類推しようというものです。
例えばpre-は「前」という意味ですし、-erなら「~する人」と言う意味になります。
単語を覚えるとき、こういう語源についても一緒に覚えておくと、見知らぬ単語を読むときに類推する手がかりになります。
夏休みも半ばを過ぎようとしていますが、是非自分にあった勉強法で苦手科目を克服してください(^^)