ノートのとり方2~テストの花道 | 楽しく勉強をしよう!

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成績を上げるのに一番大事なのは楽しんで勉強することです。確かに大変なこともありますが、少しでも勉強が楽しくなるように色々な情報をお伝えしていきたいと思います。

こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
今回は先週の記事に引き続き、テストの花道のノートのとり方についてです。
 
 
今回の番組では、実際の大学生が歴史の授業を受けてどのようにノートをとり、復習したのかについて紹介していました。
 
 
人それぞれでしたが、いくつか共通しているポイントがありました。
 
 
1.板書以外のまとめスペースをとること
 

 
紹介されていた3人中2人がまとめのスペースを取っていました(一人はノートを見開きでつかい、右側をまとめスペースに、もう一人は1ページの1/4ほどを縦に区切りそこをまとめスペースにしていました)
 
 
先週の記事とも関連しますが、重要なのは板書されたことだけではありません。
 
 
先生が口頭で話したことでも重要なことはありますし、教科書や参考書の知識を追加しておいた方がよいこともあります。
 
 
こう言ったことを記録しておいたり、復習時にまとめ直すスペースを取っておいた方がよりよいノートがとれると言えます。
 
 
2.色を活用する
 

 
これも先週の記事で書きましたが、黒一色のノートではなく、強調すべきこと、覚えるべき事は色を付けて強調しています。
 
 
ただ、使い方は人それぞれでした。
 
 
一人は赤一色のみ、もう一人は何色も授業中に使ってノートをとり、もう一人は授業中は鉛筆のみで復習のときに重要事項に色を付けるという使い方でした。
 
 
個人的にはカラフルに色々な色を使った方が視覚的な刺激があるので記憶するには役立つと思いますが、好みもあるでしょう。
 
 
また、色の使い方を、年号は青、人物名はオレンジなど決めて使っている人がいましたが、こうすることで一覧性が高められると言えます。
 
 
さらに、資格による記憶力強化という意味では、ちょっとしたイラストを入れたり、ポイントに記号を書いたり、話の流れを矢印で繋げるという書き方も有効です。
 
 
3.自分の考えを入れる
 
 
これは直接ノートのとり方と言うわけではありませんが、参加者はノートは単に板書を書き写すのではなく、自分なりに授業を更正し直したり、考えを入れていました。
 
 
例えば、板書を丸写しにするのではなく、自分なりに話の流れを考慮してノートに整理して書いたり、授業を聞いて浮かんだ自分の考えや疑問を書き入れたり、まとめ直すときに自分なりにノートを再構成したりというように、「考えながら」ノートを作成していました。
 
 
これは非常に能動的な行動です。
 
 
自分から何かをしようという能動的な行動は、一方的に何かを与えられる受動的な行動より脳を刺激し、記憶にも残りやすくなります。
 
 
学校の授業でも、単に分からないと思って聞いているだけでは、集中力も湧いてこないと思います。
 
 
分からないなら分からないでも良いので、その分からないと思ったことをノートに書き留めるだけで、脳は刺激されます。
 
 
単に分からないというのと、どこそこが分からないというのでは雲泥の差です。
 
 
自分がわからないところがどこなのかを考えながら授業を受けるだけでも、嫌々聞き流しているのとは全然違ってきます。先生に質問するときにもそれは現れてきます。
 
 

普段の授業とは異なる夏期講習、一度自分にあったノートのとり方を工夫してみることをお子さんに勧めてみてください。
 
 
上手にノートをとることで、授業の効果が必ず変わりますよ(^^)
 
 
#余談ですが...東大生のノートは綺麗だという本が売れたとき、現役の東大生が「そんなことはない」という記事を書いていたのを読んだことがあります。今回、二人が東大生でしたが、女性の方は確かにきれいなノートだと思いましたが、男性の方は少なくとも私は「綺麗」とは言い難いと思いました(笑)
 
 
やはり、綺麗汚いより、自分にとって勉強しやすいかどうかの方が重要だと言うことを実感した番組でした。