こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
今回も毎度の「テストの花道」ネタです(^_^;
今回のテーマは「文章の書き方」。特に小論文向けの書き方になっています。
けれども、この文章の書き方、単に書く時だけではなく、文章を読む時にも使えます。
基本的な文章の作りというのは同じです。
ですから、文章の構造を知っていれば、読解の時もやりやすくなるのです。
今回紹介していたポイントは二つです。
1.意見を最初に書く
「面白い」などといった感想や意見を書き出しに使います。
これがその文章の主題になります。
通常、論説文などは文章の一番頭にその文章で言いたいことを持ってきています。
これはその原則に従ったポイントになるわけです。
2.「な・た・も・だ」を使う
これだけ見ても何のことか分からないですよね(^_^;
これは接続語の頭文字です。
これらの接続詞を使うことで、文章に説得力を増すことが出来るようになるのです。
まず「な」は「なぜなら」
理由を述べるということです。
自分がなぜ、そう感じたのか、そう考えたのか、その理由がはっきりしないと読者に対して説得力を持ちません。
逆に言えば、文章を読んでいてこの言葉が出てきたら、その文章の主張の理由を述べている部分ということが出来るわけです。
次に「た」は「たとえば」
具体例を述べるということです。
抽象的な言葉を並べただけでは、読者は理解しにくいものです。
自分が読み手になった場合を考えてみれば分かると思います。
そこで具体的な例を挙げることで読者の理解を助けるのです。
また、具体例を挙げることは理由を強化することにも繋がります。
自分一人の考えだけではなく、実際にあることを知らせることで客観性を高めることになるのです。
三つ目の「も」は「もしも」
仮定をしてみるということです。
自分の主張と異なることを仮定として述べることで、自分の主張の正しさを補強するのです。
自分とは違う主張を検証することで客観性を強化するのです。
最後の「だ」は「だから」
結論を導くということです。
基本的には書き出しと同じことを繰り返すことになるはずです。
実際の文章を読む時もこのような文の構造を意識しながら読んでみると読みやすくなるかと思います。是非、お子さんに教えて上げてください(^^)