漢字も理屈で覚える | 楽しく勉強をしよう!

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成績を上げるのに一番大事なのは楽しんで勉強することです。確かに大変なこともありますが、少しでも勉強が楽しくなるように色々な情報をお伝えしていきたいと思います。

こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)


 


あなたのお子さんは漢字を覚えるのは得意ですか?


 


先日、漢検の話
をしましたが、漢字を覚えるのを苦手にする子は結構多いようです。


 


正直、私も学生時代、漢字が得意かというと、逆にいつも取り漏らす口でした(^_^;


 


2月4日の朝日新聞朝刊の「オピニオン 私の視点×4」というページに「子どもと漢字 分解し部首と声符覚えよう」という藤田千代子さんの記事がありました。


 


この方は小学校の教頭先生なのですが、漢字学習のポイントとして、2点上げています。


 


ひとつはほとんどの漢字はより易しい漢字の組み合わせで出来ていると言うことに気づくことです。


 


いわゆる部首ではなくても、複数の漢字から成り立っている漢字は多いものです。


 


例として上がっていた「﨑」という字は「山・大・可」という字から成り立っています。


 


記憶の理屈からしても、複雑なものをそのまま覚えようとするのは大変ですが、理解しやすい単位に分解して覚えるのは記憶しやすくなる手段として有効です。


 


二つ目は意味と音を意識することです。


 


正確な割合は調べられなかったのですが、日常目にする漢字の多くは意味と音を組み合わせて出来た形声文字といわれる種類の漢字です。


 


例として上がっていたのは昆虫採集の「採」、色彩の「彩」、野菜の「菜」です。


 


意味を表す部首はそれぞれ手に関するものであることを表す「てへん」、模様などを表す「さんづくり」、植物を表す「くさかんむり」となります。


 


一方、音を表す声符は采配の「采」(さい)となります。


 


この2点を抑えると、頭の中でルールができあがり、漢字を覚えるごとにネットワークが出来ていきます。


 


つまり、色々な物に関連づけて覚えるのと同じ効果になり、より記憶が強化されていくのです。


 


さらに、点のつけ忘れや、はねやとめの間違いをなくすにはつがわ式の漢字学習法が有効だと思います。


 


これは基本的には、間違えたところに○をつけて、意識付けするという方法なのですが、非常に効果が高い方法です。


 


以前、塾で小六の男の子にこのやり方を教えたところ、ほんの数分で薔薇という字を覚えてしまいました。


 


こちらの漢字王子さんのブログ
でも書かれていますが、上の二つのポイントとあわせて使うとかなり強力だと思いますよ(^^)


 


こちらのサイト
をご覧になると詳しいやり方が分かります。


 


サイトでは○をつけるところは決めうちになっていますが、漢字王子さんのようにとにかく書いてみて、間違えたところに○を付ける方が良いと思います。


 


難しい字だと何度か繰り返すことになると思いますが、単純に何個も写し書きするよりずっと効率的です。


 


それから、部首についてはすごいページがありました。


 


まさとのさんが作られた部首一覧表
です。こちらを見ると、漢字がより覚えやすくなると思います。まさとのさんのホームページ「まさとののポケット」はこちら
です。