こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
テレビ欄を見ると数時間続けての番組ばかりになり、「ああ年末なんだなぁ」と思います。こんなところで季節感を感じてもと言うのもありますが(^_^;
さて、以前、テレビの推奨番組を書いたのですが、お子さんがテレビを見過ぎているということを心配されている方はかなりいらっしゃるようです。
確かにテレビは見始めるとなかなか止めるきっかけがつかめないというのもあるようです。
また、放送時間が決まっているため、テレビにあわせて生活のリズムを決められてしまうと言うのも不自由な点の一つです。
そこで、一つの提案をしたいと思います。
DVDレコーダーをお持ちであることが前提となってしまうのですが、今年の5月にDVDレコーダーの世帯普及率が5割を超えている(「薄型テレビとDVDレコーダーの国内普及率が5割突破」ITプラス5/25 )ということなので、これを使ったテレビの制限方法です。
それは「テレビは必ず録画してから見る」ということです。
これをすることのメリットは
- テレビ放映時間に縛られず、自分のペースを作れる
- 後から番組の取捨選択が出来る
と言うことです。
「○○が始まるまでにこの勉強を終わらせよう」
と考えて、一生懸命頑張るのは締め切り効果を活用した良い方法だと思います。
しかし、どうしても見たい番組なのに、決めた勉強が終わらないとなると、勉強を後回しにしたくなってしまうのも人情ではあります。
そこで、録画しておくことにより、勉強をし終わってからゆっくり見ようと思い、勉強に区切りを付けやすくなります。
また、「テレビは録画してから見る」ということとあわせて、「HDDの容量を家族それぞれに分割する」と言うことも同時にします。
自分に割り当てられた容量を超えてはテレビを保存できなくするのです。
そうすると、容量がいっぱいになると、見ていなくても消さなくてはいけない番組が出てきます。
始まるまでは見たいと思っても、実際録画してみると、それほど見たいと思わなくなってしまうと言うことも良くあります。
また、こうすることでお子さんの番組選択の自由度を高めつつ、テレビを見る時間を規制することが出来ます。
自由度が高いと言うことは、より「自分で選択した」という感情が強くなり、約束が守られる傾向が高くなるのです。
さらに、機種によっては1.5倍速などの高速再生をすることが出来ます。これを利用することでいっそう時間を節約することが出来ます
(機種によってどれだけ滑らかに再生できるかというのが異なるので、一概には勧められませんが)
あくまでこれは一つの提案であり、必ずしも最良の方法とは言えません。
ただ、何か子供と約束をして、それを守らせる場合、「自分で選んだ」という意識を持たせることは重要です。
誰かから「押しつけられた」と思うのと「自分で選んだ」と思うのでは、その規則を守ろうという気持ちに大きく差が出ます。
そう言う意味で、この方法は「自分で選んだ」という気持ちは持ちやすいかと思います。
もし、あなたがなかなかテレビを見る時間のコントロールが出来ないというのであれば、試してみてはいかがでしょうか?