こんばんは。学習アドバイザーの佐藤正治です。
先日、HDDレコーダーに録画した覚えのない番組が録画されていました。
「あれ?変だな」と思って見てみると、さだまさしさんが出演していました。
不定期放送の「今夜も生でさだまさし」を見損なわないように「さだまさし」で自動録画設定していたからのようです。
その「今夜も生でさだまさし」の番組内でさださんは「信号を守ろうキャンペーン」をしています。
私もさだファンの一人として協力したいと思っているのですが、急いでいると、つい...(^_^;
ただ、ある人物がいる時だけは絶対信号を守るようにしています。
警察官じゃありませんよ。(そう言えば高校の時、交番の目の前の小さな道路を信号無視して警察官に「交番の前でいい度胸しているな」と怒られたことがあります。ちょっとイライラしていた私は「今度から警官のいないところで無視します」と答えて余計に怒られてしまいました(^_^;)
それは子供です。
まだ社会のルールを学んでいる最中の子供の前だけでは信号無視はしないようにしています。
確かに非常にずるい態度ではありますが(^_^;それでも子供が「信号は無視しても良いんだ」と思うよりよほどましだと思っています。
さて、お子さんに「勉強しなさい」といった後、皆さんはどうされていますか?
居間でテレビを見ていたり、週刊誌を読んだりしていませんか?
これでは子供は「なんで自分ばっかり勉強しなきゃいけないんだよ」って思ってしまいます。
もちろん、多くの子供は「お父さんやお母さんは一日中働いて疲れているんだよな」って理性では分かっていると思います。ただ、感情が言うことをきかないんですね。
さらにまずいことに、通常、人は感情によって動く物なんです(^_^;
そうなると子供は嫌々渋々勉強することにより、仮に机に向かってはいても、効果は上がりません。
以前勤めていた塾でほんの少しの暇があれば、すぐに本を読む女の子がいました。夏期講習などで、教科と教科の間の10分にも満たない休み時間にも寸暇を惜しんで本を開くのです。
「すごい読書家だなぁ.えらいね」というと
「そうかなぁ?別に当たり前だと思うけど...」と言います。
聞くと、ご両親とも非常に本好きで、一家揃って本を読むことも多いと言うことでした。
これを聞いて、やはり両親の影響は大きいのだなぁと改めて思いました。
毎日、「一緒に勉強しましょう」というのは難しいと思います。
会社に勤めていらっしゃる方は下手をすると忙しくて起きているお子さんと話をする間さえないかもしれません。
でも、週に一度、1時間、いえ30分でもいいから一緒に勉強する時間を取ることは出来ないでしょうか?
会社に勤めていらっしゃるなら、会社の仕事に必要な勉強があると思います。それをお子さんが見ていない時にするのではなく、週に一度でいいからお子さんと一緒にするのです。
家庭にいらっしゃる方なら漢字や英語、歴史や地理などの検定の勉強はいかがでしょう?お子さんの方が詳しくて、逆に教わることがあるかもしれません。そう言うことがあると、普段大人に何かを教えることなどない子供は非常に嬉しくて、一層やる気が出てきます。あるいは最近芸能人が取って話題になっている野菜ソムリエのような資格試験も良いかもしれません。
「お父さんやお母さんも忙しい中、勉強しているんだ」
こう思えることがどれだけお子さんの励みになるか。
休みの日、どこかに遊びに行くことだけが家族サービスではないと思います。
一緒に学ぶこと。これも良いものだと思いませんか?