奥秩父は三峰山に鎮座する三峯神社。
景行天皇の御代、日本武尊の東国平定のとき、山犬に導かれこの地に立って伊弉諾尊・伊弉册尊の国造りを偲んで創建したという。景行天皇の東国巡行の際、白岩山、妙法ヶ岳、雲取山の三山を賞でて「三峯宮」の社号を授けたと伝える。室町期などは修験の霊山として栄えたと言います。

ライトアップされた随身門

神のお遣い、御眷属の大口真神(お山さま)が迎える

12月31日午前11時、まだ参拝者の姿はなく、静かなたたずまいの社殿

神社の一年の始まりは、神聖な力が宿るといわれる「若水汲み」から始まります。
神社職員から選抜された年男ひとりと介添えの3人が付き添い、神社南の山の斜面で湧き出す水を汲んできて、新年の神事に使うのです
12月31日の午後委11時過ぎ、水場に向かって出発です
12月31日の午後委11時過ぎ、水場に向かって出発です

年男が大きな水桶を背負い、介添えが大きな柄杓、神饌ものを持って続きます

湧水はかつて神社や神社に関係する民家が大切に使ってきたものです。今年は大樽に流れを引き込んでいました。
水が湧き出す場所に締めを貼り、幣束を立て神饌物を供えます。12月30日には雨が降り、前日降った雪はあらかた消えていました。

お参りをし、御神酒をいただきます。冷え切った体に御神酒が少量でも体のうちから温まってきます

大きな柄杓を捧げ持ちわき出しに一礼

明けて平成25年1月1日午前零時直後。年男が大きな柄杓で若水をくみ出します。

水桶に入れられる若水
後半に続く