14日、仕事先を訪れ帰るとき、奥さんが「持って行って」と渡されました。
ビニール袋に入った「繭玉」と採れたてのシイタケ。

15日の小正月を前にした14日、この家では「繭玉飾り」をこしらえました。繭玉は、米を粉にひいて蒸してピンポン球大の大きさに丸めたものです。
養蚕が盛んだった頃の秩父では、ほとんどの農家が小正月に繭玉飾りをしたものです。我が家でもやってました。曾祖父は稚蚕を商う「タネ屋」でした。
繭玉飾りは、養蚕が盛んになり繭の豊作を祈る小正月行事の一つ。ヌルデなど落葉樹のひこばえの枝が伸びた株を切り出し、米の粉で作った繭玉を差して飾りました。繭玉は繭のほか丸い形や臼(うす)、鳥、小判などを縁起よいものを模したものです。
養蚕農家が少なくなった今、ほとんど見られなくなりました。
せっかくいただいた繭玉。何年か前までは繭の形を作ったそうですが、「大変だし、おっとし(一昨年)から丸くするだけにしたんさ」だそうです。

で、我が家でも繭玉飾り。梅の枝を切ってきて差しました。傍らにはダルマ。ミニですけど。これに、あずきげぇ(小豆がゆ)を進ぜます。いただいたシイタケも進ぜました(供えました)。
子供が小さい頃、毎年子供たちと作ってたので、久しぶりの我が家の繭玉飾りです。
できあがったばかりの隠居所の一角に飾りました。
とぼう(玄関)と井戸神様にも飾りました。もっとも、我が家は改築中で、わき水を引いた昔ながらの井戸ポンプは撤去中なんで、水道の止水栓わきに飾りました。

子供の頃、15日の早朝悪童仲間が集まり、家々を巡ってとぼうや井戸神様の「めーだま」いただいてきて、たき火であぶって醤油を付けて「ハフハウ」食べたものでした。
ゆかしい行事です。これからは毎年作っていこうと思ってます。