居候先では、俺たちよりずーっと昔からの居候がいます。

 ヤマネという小型の哺乳動物です。頭から尻尾の先まで10cmも満たず、大人の手のひらに乗るほどの大きさ。ちょっと見はネズミ。でも、尻尾はちょっと短いし、毛に覆われてます。
 背中に黒い線が1本入ってるのが特徴といいます。
 科学解説風に書くと、ネズミ目(げっしもく=漢字は齧歯目 とても手書きでは書けません)ヤマネ科です。学名はGlirulus japonicus と、れっきとした国産。しかも、国の天然記念物
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 このヤマネ、食用油が好きで、カレーもぺーろぺろ。

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 ディズニーのステッチに似てませんか?

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 残り油を入れた紙コップに入ってぺろぺろ。

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 カップルかな。

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 寒くなると冬眠します。しかも、まあるくなって。
 わが田舎では、マリネズミという可愛い通称名があります。で、俺たちは「まりちゃん」と呼んでます。同じようなんで、どれでもまりちゃんです。

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 昔、われわれ居候の山賊3人が、山小屋のスタッフルーム(かっこいいけど、囲炉裏代わりのまきストーブのあるすすけた部屋)で酒の肴として、スクランブルエッグを作ったときです。食用油はドロップのような缶でちょっと大きめ。フライパンに油を乗せようとするたびに「ことん」という音。
「おい、相沢。中見てみろ。前から気になってたんだ」と山賊の親分、龍兄ぃー。小さな穴からのぞいた相沢「え、ねずみ?」
焼酎を飲んでた俺は吹き出しそうになりました。

 どうにか引っ張り出すと、これがまりちゃんでした。

 缶の油ですか?もちろん、もったいないからそのまま使ってました。あ、お客さんには使ってません。
その山賊も二人は相次いで山より高いところに登って行きました。
 まりねずみのかっこで寝てる写真は見つからず、申し訳ありません。