昨日、事務所にやってきた知人が土産に持ってきてくれました。
 秩父では「つとっこ」と呼ぶ、昔からの食べ物です。緑の葉濃い、この時期ならではの食べ物です。
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 餅米や小豆を混ぜ合わせ、大きな栃(トチ)の葉にくるんでワラをひも代わりに縛り付けて煮込んだものです。大きさは手のひらで包み込むので春巻きほど、二口ほどで食べられます。うるち米やキビを混ぜる人もいます。いわゆる、穀物の保存食ですね。
 ひもとくと、中からあらわれた食べ物はトチの葉の緑を引き取ったように萌葱色(もえぎいろ)になってます。口に含むとほのかな朴の香りがします。

 秩父ではこのところ流行のB級グルメにあやかって、昔からの主食に代わる軽食、おやつが注目されています。「つとっこ」はそのトップ、と言いたいところですが、今は「ミソポテト」がもてはやされてます。ゆでたジャガイモを小切りにして天ぷらに上げ、それに甘ミソをからめたものです。子どもたちが大好きなおやつの一つですが、手軽さもあってトップのようです。

 秩父ではこじゅうはん(小昼飯)といって、この一、二年ほど熱心に紹介している人たちがいます。でも、それは今に始まったことではなく、かれこれ26、7年前にはその昔ながらの秩父の食べ物、郷土料理の紹介や普及活動に取り組んだ人たちがいました。県の農業改良普及員や秩父農協婦人部の人たちでした。秩父産の農産物の活用が主目的だったと記憶しています。
 郷土料理レシピも数多く報告されました。報告は農協婦人部の人たち、農家の嫁たちです。当時50歳代から6,70歳の人たちが家庭の味をそれこそ精魂込めて書き留めたものです。
 そのコピーは今も大切な資料として、手近にあります。

 俺が所属する団体でもその動きに連動して「秩父ふるさとの味」として商品化の旗振りをしました。その一環で小冊子も発刊しました。昭和61年3月のことです。

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 お宝の一つ、郷土料理レシピ帳と小冊子「秩父ふるさとの味」。
 「秩父ふるさとの味」はhttp://www.chichibuji.gr.jp
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