朝、起きると快晴。周囲の山々も雨で洗われたように、緑に染まっていました。

 南を見ると、青空の下に武甲山が屹立してます。
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 朝な夕な眺めてきた山。山の姿が著しく変わってますが、以前は西の肩側(画像右側)を除いて緑で覆われていました。
 かつての標高は1336m。北面が石灰石となっており、江戸時代からしっくいの材料として採掘されていたといいます。大正時代となり、水力発電の普及もあってセメント産業が興り、本格的な石灰石採掘が始まりました。初めは西の肩が中心でしたが、東側が採掘され、そして昭和56年から山頂での採掘が始まりました。

 当初の標高は1336mでしたが、一時は1297mまで三角点が下りました。その後、1304m地点が最高点ということになり、国土地理院も発表しました。

 ふもとの、羊山公園にある芝桜の丘は、武甲山を背景にしていることから、芝桜も見栄えが一段と良くなってます。現地では横筋の入った岩山についてお客さんから良く質問を受けました。「石灰石の採掘跡です」というと、一様に驚いています。
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 昭和52年春。山頂採掘が始まる前の撮影です。
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 北面は天然の岩場が数多くあり、昭和20年代から40年代にかけ、岩登りの名所でした。転落事故もあり、昭和40年代から50年ごろには山岳救助隊の下っ端として「出動」したものです。ボランティア活動で、当初の弁当代は300円。救出後、亡くなった方もいましたし、後日、お礼に来た人もいます。