栃木県栃木市。風情のある蔵造りの商家が残る。その一方で、かつての繁栄の残映もそこかしこで見られた。
 前回、記さなかったけど、この街がにぎわったのは日光例幣使街道と巴波(うずま)川の舟運が大きな存在だったそうです。蔵があることは、そこに入れておく物資や資金があったということです=とパンフレットに記されています。蔵が建ち並ぶ商家。蔵蔵蔵蔵・・・・。俺なんか金がなくてクラクラします=ついに出た親父ギャグ=

イメージ 1路地歩き中、見つけた春。ブロック塀の上に紅色の花が咲き始めていました。隣は2階建ての板塀の家。この紅梅も板塀からのぞいていたらさぞかし風情があっただろうな。
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 母屋などはなくなり、朽ちかけた土蔵がぽつんと。
昔、政治家の末路は「井戸塀」と揶揄された。政治活動で代々築いた資産、財産を使い果たし、残るのは井戸と塀だけだったという、政治には金がかかることのたとえといいます。
 今は、塀の内か外かで検察と攻防する政治家がいます。こちらはせっせとため込んだんだろうな。井戸はなくても、塀が待ってるのかな。

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 蔵の街大通りに面した蔵造りの商家。右半分は八百屋さん。左半分は「貸物件」の看板。かつてはまるまる一軒で仕事してたんだな。大通りは荷馬車が行き交い、商家では大勢の人たちが立ち働き、荷がさばかれてた。そのころの面影は、大きな蔵造りの建物で思うほかはない。こんな商家が立ち並んでいた頃の写真を撮りたかったです。

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 隣が消え、残った壁面は波板トタンに覆われた。日光例幣使街道の境宿にも見られる光景。

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 路地に続く板塀。左はブロック塀。しまった、も少しブロック塀を入れるべきだった。平成22年の姿を残すために。

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道に面した家は奥へ引っ込んで建てられたらしい。赤い郵便ポストが、存在を示すように中央に屹立する。

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 こちらは強調する。

イメージ 8これは売り込む看板。名物の焼きそばは売り切れ。看板に釣られていった俺たちは・・・

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 キャプテンの上には万国旗

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 昔の人はなんでも大事にしてました。ポイ捨ては一番の病理。

 味わいある街、とちぎ。終日ぶらぶらしていたい街の一つに加えました。途中立ち寄ったお菓子屋さん、菊屋のうぐいす餅がうんまかった。かみさんはきみしぐれ、これが大好き。我が町と同様「お菓子屋さんが多いね」とはかみさんの感想。友人の画廊喫茶のオーナーHお薦めのお菓子屋さんは店構えが立派すぎて通り過ぎた。その一方で立ち寄った昭和軒、ラーメンと餃子はいい、いい、いい!

 近々、またカメラを持って訪れようと思う。「でもね」とかみさん。「身近なところも歩こうよ」。「腕組んでくれる?」と聞いたら「地元で。人目があるでしょ、ばっかみたい」だって。