「いぃよ?」
彼氏からの突然の誘いを断ることもせず
すんなりと受け止めた。
-夜-
『♪~♫~♫~』
さやかの携帯がひとりでに奏で出した
その携帯をとり、電話に出る。
「はぁい」
さやかはいそいそと布団の準備をしていた。
『あ、さやか?』
「うん」
『もうこっちは準備okだよ』
「あ、こっちもok.いつくるのかなってうずうずしてた。」
『おれも早くいきたいな・・・。』
そのいきたいは、どっちのいきたい?
そんなことは聞くはずもない。
そんなふうに楽しげに電話しているところをさえぎるかのように
こうせいがキスをせばんでくる
あんがい目鼻だちが良いこうせいは
イケメンのほうなのだろうか。
「やぁっ・・・」
おもわず声をだしてしまった。
その声にこうせいも、彼氏も反応する。
『さやかっっ!』
その声を最後に
「あっ大丈夫だよ!物が落ちてきてっ」
応答は
ない。
きっと携帯を手に持って全力疾走してるのだろう。
「いい加減にしてよ。
こうせい」
うつむくこうせいのあごに手をあて、上をむかせる。
「あ、今日彼氏、みてのとおり泊るから。」
「母ちゃん達がだめだってよ。」
「じゃあ聞いてみる?」
立ち上がり、ドアをあけ
「おかーさーん!」
「は~い?」
ドアごしから顔をのぞかせる。
「今日りょうとめちゃだめなの~?」
「何いってんの?アンタからとめたいって
いってたくせに~!りょうくんなら全然いいわよ~!」
鈴木涼。
これが彼氏の名前だ。
クラス一チャラそうでちゃらくなくて
けっこうかっこよくて、第一にさやかの事を
考えてくれる
「いいってよ?」
こうせいにそうつたえた
『ピーンポーン ピンポンピンポンピピピ・・・』
このなら仕方は
りょうだ。
「はいはいっっ いまあけるよぉ」
「さやかっ」
ととのわぬ息で家に入り込んでくる。
「ごめんねっ・・・物が落ちてきて・・・・」
「あっ・・・あぁ・・・いいんだっっ・・・」
階段のうえから覗き込むこうせいをニラみつける。
「あっお母さん、お父さん、こんばんは。
今日はおおせわになりますっ!」
ペコリと頭をさげる
「おう!きたか!りょう!」
お父さんはりょうが大のお気に入りだ
「ゆっくりしてってね」
お母さんは、なぜかこうせいよりも可愛がる
最近反抗期のこうせいにたいして、
にっこりとした笑顔でこたえるからだろうか。
「じゃっ、おじゃまします」
「どうぞどうぞぉ」
さやかはりょうの手を引き、二階へつれてった
「よ。こうせい」
目をあわせようとしないこうせい。
「・・・・。」
そのたいどにさやかとりょうは目をあわせてしまった。
かたをすくめるこうせい。
「あぁっ・・・もう・・・・こうせい。ちゃんとあいさつしなよ・・・
アンタのお兄ちゃんみたいなもんなんだから・・・」
「おいおいっw
お兄ちゃんってww
まだ気が早ぇだろ?」
「あははっ
そうだねぇっ」
その会話が気にくわなかったのか
どんっ
りょうにたいあたりし、
「んぅっっ・・・!?」
さやかにディープをしてきた。
許されない姉弟のキス。
しかも彼氏の目の前で。
弟といっても、もう大人なみの力のこうせいを
ふりはらうことすらできない。
その一瞬が、何時間にもかんじた。
「んっ・・・あぁんっ・・・」
ついついエロイ声が口からもれ、その声にはっとした
りょうがこうせいを突き放す
その振動でさやかも倒れこんだ。