10月21日(日) | 短歌或いは文系ブログ

10月21日(日)

今日は、今、シューベルトを聞きながら日記を書いている。

シューベルトの音楽はやさしい。慈愛に満ちている。

そして慈悲に。

シューベルトの悲しみは慈悲、だから音楽がやさしい。


クラッシックの作曲家の生涯について少しばかり調べたことがあるけれど・・・

シューベルトは良い人だ。

悲しみを湛えた良い人だ。

裕福な家に生まれたけれど、音楽家になってからは、友人の家を転々として定まった自分の家というものを1度も持たなかったそうだ。

住居を転々としながらも、友人たちの家ではそれぞれに温かく迎え入れられていたらしい。

生涯独身で、子どもを持たなかったシューベルトの子守歌。

モーツアルトの子守歌・ブラームスの子守歌・シューベルトの子守歌。

私はシューベルトの子守歌がいちばん好きだ。


CDの曲が、今「魔王」に変わった。

「魔王」は前に別の音源で何度か聴いたことがあったけれど。

このCDの「魔王」は聴いていて怖くない。

バリトンはヘルマン・プライ。


CD: THIS IS SCHUBERT 「これがシューベルトだ♪♪♪」 POLYDOR K K.