短歌野郎のブログ



今日は江川卓さんです。



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 世間の人の考える善人往生の説に対して、真宗の極意である悪人成仏の趣旨を示した言葉が「いはんや悪人をや」である。悪人往生は逆説だが、宗教にはこうした逆説が必要なのだという。この点が道徳とは違う。愚かな者、悪に手を染める者を根本においている点に親鸞の考え方のユニークさがある。    つづく


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今日は鈴木京香さんです。





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善人なおもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。しかるを世のひとつねにいわく、悪人尚往生す、いかにいはんや善人をやと。

 真宗の安心を和文によって記し、他力信仰の奥義示めそうとして編述された「歎異抄」の中の親鸞上人の有名な言葉。親鸞は鎌倉時代の人、浄土真宗の開祖である。

 善悪の社会的基準は“往生”の観点から言えば意味がない。外的基準をよりどころとして善行を積むことは、人間の救いに通ずるものではないと説いている。往生とは、現世を去り浄土に行って生まれ変わることである。  つづく


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今日は加藤茶さんです。


ご結婚おめでとうございます。



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人間を探している

 恋に陥りし人間は、快楽と引き換えに不幸を手に入れた。

 名門、名声は悪を示す仰仰しき飾りなり。

 かの金持ちは財産を所有するにあらず。奴の財産が奴を所有するなり。

 など、ちょっと変わった言動で目立ったギリシャの哲学者ディオゲネスは、人生を白眼視した反文化、反社会的な一群、「 大儒学派」の一方の旗頭であった。

 あるときディオゲネスは、明るい真昼なのに灯をともしたランプをもって、アテネの大通りを歩いていた、変な男だと通りがかりの人が、なぜそんなことをしているのか尋ねた、すると「人間を探している」 と答えた。人間らしい形をしているのは沢山歩いているが、本当の人間はなかなかいないという皮肉である。