後悔しても遅い。 | TANNIE STYLE

後悔しても遅い。

ディズニーネタをしばらく書く予定だったのだけど、これだけは書いておきたいので先に書く事にした。

 

昨日仕事中に母から電話が。

わたしには、よく実家からどうでもいいことも電話がかかってくる。

先日なんかは父から「バケットってどんなパン?」と電話があったくらいだ。

しかし重要なこともたまにはあるので、電話をとってみると。

涙声で「ナナちゃんが居なくなっちゃったの」と。

わたしの口から出た言葉は、「は?」だった。

 

聞いてみると、朝ご飯も食べに出て来ない、昨日玄関が少し開いていたのを見た、という。

仕事もあるので、すぐに動けないから、とにかく玄関から階段に向かって少しずつでいいから道しるべに猫砂を撒き、ちゅ〜る(ナナちゃんの好物)持って探してみてくれるよう指示。

 

迷った挙げ句、オーナーに電話して仕事を中抜けさせてもらうよう電話し、急いで実家へ向かう。

家の中で具合が悪くて出て来れない、という可能性も捨てきれないので、とにかく家の中を念のため捜索してから、ちゅ〜る片手にとにかく外へ。

 

実家は2階なので、建物から出て行ってしまうと交通事故も怖いし、他の猫さんと鉢合わせて遠くに行ってしまうことなども怖かったから、建物の周りをとにかく一周まわって見てみるも、居ない。

 

一旦家の前まで戻り、冷静に、考えてみる。

こんなとき猫さんはどういう行動を取るだろうか。

絶対どこかに隠れる。

隠れられそうなところ、各部屋のガスメーターなんかがあるところに少し隙間がある。

懐中電灯を持って来てもらい、各部屋の隙間を見て回る。

高齢のスコで関節も悪いから、追いつめられなければ階段を降りたり登ったりして移動した可能性は低い。

だとすると、この階に居る。

 

実家から対角にあたるお宅の隙間に、居た。

顔を見た途端小さく「にゃ〜」と言った。

 

手を突っ込んで引っ張りだして抱っこして連れて帰った。

普段抱っこなど嫌がって出来ないのだけど、わたしの気迫に負けたのか、逃避行にちょっと疲れたのか、無抵抗で抱っこされていた。

捜索時間、30分もなかった。

 

実家と実家に出入りしている甥っこたちの母である姉に、厳重注意。

一瞬の気のゆるみ、それで一生後悔することになる。

ナナは外に出たら生きてはいけない。

 

里親になる方々にさんざん脱走防止策についてをお伝えしている身なのに、身内がこの有様だなんて、本当に情けない。

今回はすぐに見つかって良かったけれど、見つからない可能性だってあった訳で。

自分からすると脱走をさせるなんてあり得ない事だけれど、そこまで考えてない人も多く居る。

わたしがコントロールすることは出来ない。

これで反省して、今後しっかりしてくれれば、と思う。

 

みなさまも、本当に気をつけていただきたい。

「うちの子は大丈夫」なんて事は絶対にありませんから。

後悔する前に、今一度、環境を見直してみてください。

 

ナナちゃん、半日程度の逃避行、帰ってすぐにご飯も食べたし、怪我もなかった。

不幸中の幸い。

本当に良かった。

ナナちゃん、近くに居てくれてありがとう。

 

さ、今日もにゃっかり笑顔でね。

 

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