6月3日日曜日
昨夜、ちょっとしたハプニングがあって、
寝付くのが遅くなり、今日は大幅に予定が狂ってしまったー。
移民がどんなに増えようと、
キリスト教が国教であるドイツでは、日曜日は、安息日。
庭の芝生の手入れも我が家の界隈では禁止されている(機械の騒音が迷惑なので)くらい
日曜日は「何もしない」人が多い。
もう、いいや、私も今日は、何にもしない!!・・ことにして
夫と散歩に出かけた。
で、さっき、
気になっていた「おっさんずラブ」を観たところ。
春田&牧☆おめでとう!!!
俳優さん達の演技が、「愛に対して真っ直ぐ」なので嫌味がなくて、
話はコテコテだけど爽やかで?!
なんか、ちょっと、最後に二人が結ばれてよかった~。
実は、ドイツでは、
1872年1月1日から1994年6月11日まで、
男性同士の性愛関係は刑法(StGB §175)で、刑罰の対象だったのです。
つまり、男性が「好きになった相手がたまたま同性だった」というだけで罪になる為
人目を忍ばなければならなかったし、
直接的・間接的な社会的な制裁を恐れ、
同性に興味があることを隠さなければならず
表向きの社会生活(仕事でのポジションの確保、良好な人間関係等)のために
あえて女性と結婚した人も多くいました。
そして去年、
2017年6月30日に、連邦議会(Bundestag)で同性婚が正式に認められました。
https://www.bundestag.de/dokumente/textarchiv/2017/kw26-de-ehe-fuer-alle/513682
”Homo (= 同性) ” 同士の関係が、公に認められる世の中になったことは
本当に歓迎すべきだと思う。
相手が誰であれ、「愛は、愛である」ことに変わりはないよね。
でも、
日本は、待ったなしの少子高齢化社会。
(ドイツも少子高齢化社会であることは変わりないのですが
移民が子を多く産む傾向にあり、統計上では出生率が改善されています)
生まれてくる子供の数が極端に少なすぎる。
「少子化を改善する」という視点で見た場合、
”Homo” 同性同士のカップルでは、どんなに愛していても、体の仕組み上、子孫は出来ない。
”Hetero (= 異なる)” (オス♂×メス♀)の組合せでないと、子供は生まれません。
やはり、このまま何もしなければ、
なんらかの緩和措置や法的支援がないと、出生率の劇的改善はむずかしい・・?!
私の周りのドイツ人は、デキ婚が多いんですよね。
妊娠が判ってから結婚式を挙げる人、
子供が生まれても籍をいれずにそのままでいる人、様々です。
ちなみに
カップルが入籍していない場合でも、子供が不利になることもありません。
わりと「婚姻」に関しては縛りがゆるいのがドイツ。
最近では、日本でも、
婚外子であっても父親が認知をしていれば、
資産を相続できるようになっているそうです。
ああ、そうそう、
日本では、「不倫」をテーマにしたドラマとか
多いですよね。
結局、なんだかんだ言って
不倫だの、離婚する人たちが後を絶たないのだし
いっそのこと、
婚姻制度を見直すっていうのも、ありなんじゃない?
・・・と思う。
結婚は「家同士のもの」
だとか
「結婚したら、夫の家に入った「嫁」になるのだから
家事・育児・介護を引き受けなくてはならない」
なんて、
もう、そんなの止めてしまえばいい。
・・・なんてね。
人を愛するって、シンプルだけど簡単じゃないよね・・・ドイツの今日この頃。