℃-ute 春ツアーファイナル@横浜アリーナ | So What?

So What?

どんなに忙しくても音楽の傍に居たいものです

『9→10周年記念℃-uteコンサートツアー2015春~The Future Departure~』ツアーファイナル横浜アリーナ公演。
この日は1日空けてしっかり行ってきた。

物販そして入場の長い列も今日は楽しんだよ。首都圏とはいえ、℃-uteはこんだけのお客さんを呼べるようになったんだと思うと嬉しくて。
お客さんの男女比は半々ぐらいかな。若い男女に混じって古参とおぼしき初老のヲタも数多くみかける。現場おまいつも勿論いる。

席はセンター席A6。ステージ上手の端。アンジュルムに続いてあまり見やすくはない位置。でもお祝いなんだからいいの。

10周年で初めてのアリーナ単独公演。
勿論感動も多かったけど、それ以上に楽しく楽しく楽しいライブだった。
ツアーから一新したスペシャルなセトリ。℃-uteならではの体力勝負に近い豪華セトリだ。

楽しすぎて盛り上がったのは良いんだが、帰るときになって気がつくとバテバテ。足はパンパンだし、車に戻るのすら大変だった。もうトシだよな・・・

以下箇条書きで。

◆初期曲乱れうちとマイマイのグラサン

最後にセトリ添えますけど、冒頭インディーズ時代からデビュー曲までの5曲連続乱れうち。新規の子たちも多かったと思うけど、みんな昔の曲も聴いてきてくれてるのか盛り上がったなあ。
オッサンは喜び爆発。どれも旧アレンジだった点もメンバーとスタッフの心遣いを感じました。
「まっさら」からマイマイがサングラスで登場ですからね。(インディーズデビュー当時、フィンガー5を意識してか、最年少のマイマイは、でかいグラサンかけさせられていた。)
マイマイは当時9歳。わけもわからずかけさせられてたわけで、19歳になった今、でかいサングラスとか無理とか言っても当たり前の年齢。でも、記念公演だしファンが喜ぶだろうってんでこういうサービスしてくれちゃうマイマイの優しさ柔軟さな。

にしてもマイマイ。声の調子は今一つだがビジュアルはホントに素晴らしく仕上げてきたよなあ。
音自体は、最近の曲より調整が難しいのかいまいちなとこもあったんだけど、そんなの関係なく盛り上がりました。

◆初期曲と過去メンバー
今回のライブ、村上愛さん、有原栞菜さん、梅田えりかさん3人の過去メンバーも見に来てくれたようです。愛理が最後のMCで「昔には卒業していった村上愛ちゃんと有原栞菜ちゃん、梅田えりかちゃんがいて。その3人も含めて℃-uteだなって今でも思っている」と語ったんだが、それは℃-ute全員の思いであることはヲタなら周知。オープニングのモニターに過去曲のMVが次々と流れたんだけど、過去の3人のメンバーもカットされることなく登場してました。
改めてこの記念すべき日に上記の曲や「ほめられ伸び子」などを披露してくれたというのも、感慨深いものがありました。


◆むしろ静かな曲でアリーナクラス余裕ってのがわかる

6曲目の「I miss you」や本編ラストの「たどり着いた女戦士」「君チャリ」「次の角を曲がれ」みたいなヲタがあまりオイオイやならない曲で、彼女たちの力を感じることが出来た。アリーナクラスでも問題なく歌が全体に響く。PAというかオケ自体の音はさほど良くなかったんじゃと思ったけど、声はスタンド最後部まで届いてれば良いな。届いてたと思うんだけどな。
5人の中では歌が苦手ななっきぃの声だってしっかり届くからね。マイマイも声不調とはいえ、元々シッカリ声が出る子なんでこれも届く。これは彼女たちが10年(キッズ時代入れて13年)培ってきたモノだと思うし、もっと言えば、小さい頃から大会場で歌ってる先輩たちの背中を見てきて大きい会場で歌う機会も多くホールツアーが多かったハロプロキッズのアドバンテージかもしれんとも思った。
これからライブハウス中心で鍛えられていくJuice=Juiceやアンジュルム2期3期はこの辺が課題になっていくように思う。
大会場せめてホールコンサートもなるべく入れるように配慮してほしい。

◆愛理
やはり愛理の歌は飛びぬけてる。アリーナ余裕であった。まだまだ余裕を残してる。「通学ベクトル」や「君チャリ」「たどり着いた女戦士」などでうっとり聴き入る女ヲタ多いw
℃-uteに愛理がいてくれてよかった。愛理がいてくれたから他の4人も歌をがんばってこれたってのは多分にある。噛みしめるように歌ってたのが印象的だったな。


◆舞美
今回、タイミングが合わずツアーで聴けなかった「Flashdance... What a Feeling」を聴くことが出来たんだけど、この曲での舞美は愛理を凌駕する素晴らしい歌を披露してくれた。声域があってるってこともあるんだろうけど、舞美全然進化してるじゃないですか!と思わされた。舞美まだまだ歌伸びると思わされた。
JUMPで会場の声を直接聴きたくてイヤモニはずしたは良いけど、はずしたイヤモニが背中の方に回ってあたふたしてる舞美らしい天然な一幕も健在。
「でも本当にね、私たち、夢のステージに立って、こんなちょっとわーって感じになっていますけど、でもまだまだみなさんと一緒にみたい景色がたくさんあって。いろんなことが続いたから、みなさんも不安になっていることもあるかなと思うんですけど、℃-uteはまだ走り続けるので、11年目からもさらに上を目指して突っ走っていく℃-uteに、置いていかれないように、ついてきてください!」
という最後のMC。舞美がまだ走るというなら走りますよ。
リーダー矢島舞美に℃-uteメンバーとヲタがついていく感じだよなあ℃-uteはと改めて。

◆なっきぃ
「ディスコ クイーン」「君の戦法」でなっきぃらしい「残念な小悪魔」的な魅力を堪能しました。
ダンスは常に指先まで気をぬかず、それでいてアイドルらしさに溢れたダンスな。アリーナ席前の通路を何度か回ってくれるんだけど、近くに来て踊ってくれたとき、それが良くわかる。ライブだとなかなか見えにくいけどDVDで改めて堪能したい。
最後のMCで「さいたまスーパーアリーナ」の名前を出したのもなっきぃ。「10年かかって横浜アリーナに辿り着いたので、この先、何年かかるかわからないんですけど、みなさん、ついてきてくれますか!」と話す彼女にヘタレな感じは微塵もなかった。でもまあヘタレなんですけどw

◆岡井ちゃん
愛理があんだけ実力をいかんなく出し切ってる中、愛理に必死に食らいつこうと頑張る岡井ちゃんを堪能。特に「悲しきヘブン」な。素晴らしい仕上がりでした!
やっぱ岡井ちゃんには歌なんだよと改めて。ヲタとしてはどうしても愛理に食らいついていって欲しいと願ってしまうのだ。
最近バラエティに押されてて爪痕残さないとというプレッシャーを彼女の言葉から感じることも多い。歌をレッスンしてレベルを上げるという余裕もないんじゃないか。彼女は2つのことをいっぺんに出来るような器用な子ではないはず。
つんく♂さんが℃-ute横アリに向けてブログでこんなことを語ってくれた。
みんなは「アイドル」って言葉に勝手に縛られているかもしれません。
ダンスの事、衣装の事、髪型、メイク、など、人から見られる事がすごく気になるところだと思いますが、みなさんは歌手。
唄に説得力さえあれば、他は何も気にすることなんてないんだから。
とにかく、唄を聞いてくださるみなさんの心に「想い」届けることが出来ればそれが一番なんです。
10年経った今尚、もう1回自分を見つめなおして、これからも素敵な唄を歌ってくださいね。

岡井ちゃんには歌手であってほしいと願うヲタなのです。俺は。
というかプロデューサーがこんだけ「歌」にこだわってきたから、ハロプロはここまで続いてこられたと思ってますよ。

最後のMCでは感極まって泣いてましたね。
「私たちは℃-uteが好きだから、みなさんが好きだからこうやって活動を続けられているので、私たちを好きでいてくれるみなさんがいなくなったら、活動ができないんですよ。だからずっと、私たちのそばにいてください。私たちもまだまだたくさん叶えたい夢がありますので、みなさん、ずっとteam℃-uteでいてください。」
と語った岡井ちゃん。この辺の感性はちょっとPerfumeあ~ちゃんさんに共通するとこはあるかもね。初期の頃なかなか推されなかった寂しさを味わってるからかな。

◆マイマイ
今回もマイマイの声の調子はずっと心配してました。変声期以降、不調が続き、油断するとひっくり返ってしまうという恐怖。本番、すごく歌に神経使って歌ってましたね。たぶんプレッシャー尋常じゃないと思う。冷や冷やするとこもあったけど、なんとか乗り切ってくれました。ありがとう。
「こういうアイドルの仕事をしていると、辛いことだったり、悲しいことだったり……悔しいことだったり。なんか、たくさんすごい、なんか悲しい思いをすることもあったけど、それ以上に、ファンのみなさんが、まいまいとか℃-uteを好きだよって言ってくれて。私たちは頑張れる!って思って、ここまでこれて。」
と語ってたんだけど、「悔しい思い」の中には最近思うように声が出せない悔しさ辛さも絶対入ってるなあと思わされました。でも、マイマイさんなら乗り越えてくれると信じてますよ。

歌はともかくとして、ダンスルックスは完全に仕上げてきたよね、マイマイ。
本当にキレキレ感が尋常じゃなかった。なっきぃと並んでダンスしてても全然見劣りしてなかったと思います。ルックスなんてもう最高かよ!話は違うけどMステでも最高にかわいかった!

◆ステージ
横アリBパターンの構成。1万~12000人ぐらいの集客。さすがにAパターンは怖くてできなかったと思うんですが、結果的には見やすいファンが増えるし地道に客を増やしていく℃-uteに合ったステージだと思いました。セットはツアーのものをそのまま使って特別感は無し。特効は2個ほどあったけど、あくまで本人たちとセトリで特別感を演出して、それが成功したライブだったと思いました。
Perfumeやももクロのように一気には増えないかもしれんけど、今後も地道に少しずつ増やしていく覚悟をメンバーも持ってるよね。それでいいと思います。

横アリと言えばアリーナ前の外周花道。何度も来てくれてありがとう。

◆OA、CA
つばきファクトリー、Juice=Juice、ハロプロ研修生が1曲ずつ披露。
つばきは何度も言ってるけどオリジナル曲をはよ!
Juice=Juiceは安定のWonderful World。歌の安定感なら既に℃-ute以上かもしれんね。これから場数踏んでいって次は武道館だ!
ハロプロ研修生によるオープニングアクトと衣装替えタイムでのチャレンジアクトは、℃-ute春ツアーに帯同してきた4人。歌はここにきて山岸理子ちゃん(りこりこ)が急上昇してる!特にチャレンジアクトでの℃-uteのSHOCK!の歌い出し、りこりこ素晴らしかった。この面子だと歌で言えば段原瑠々ちゃんが突出してる印象があったけど今回瑠々ちゃんを凌駕してた感。やはりユニットデビューは大きいんだなあと思わされました。ベテランかえでぃも頑張れと思わずにはいられません。瑠々ちゃん、橋本さんも安定してたなあ。さすが。、

◆ハロプロ研修生
今回、こぶしファクトリーは出ないものと思ってたら、Danceでバコーン! とJUMPで来た来た来た!!! 俺のみなみなキテタ!!!!
しかし、出たときは気づかず、みなみながステージはけるとこで「出てる!」と気がついた。残念すぎた。
だが今回、なんつっても、山岸理子ちゃんことりこりこですよ!!
℃-uteは思い入れが強いのでハロプロ研修生に惑わされることも少ないんだけど、今回、ダンバコとJUMPでりこりこが近くまで来て釘づけ!!
特にダンバコでりこりこの腰のグラインドを堪能。りこりこタマラン!
いつもはダンバコは全力でフリコピするのに、りこりこ見てて地蔵になってしまった・・・

◆ラストの怒涛のセトリ
20曲目の悲しきヘブン以降、怒涛のセトリ。「超WONDERFUL!」やってくれて嬉しかった!!
最後に、つんく♂さんが初武道館を決めた℃-uteにプレゼントしてくれた「たどりついた女戦士」を披露してくれたのも良かったよ。これからもつんく♂さん、どうか℃-uteとともにいてくださいよ。

こんな感じ。幸せで楽しい時間をありがとう!!

以下セトリ。
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OA 17才/つばきファクトリー
   Wonderful World/Juice=Juice
   青春Beatは16/ハロプロ研修生(山岸加賀段原橋本)

 2015年から一年ごとさかのぼってのシングルMVのVTR
01. まっさらブルージーンズ (オリジナルVer.)
02. 即 抱きしめて (オリジナルVer.)
03. 大きな愛でもてなして (オリジナルVer.)
04. わっきゃない(Z)
05. 桜チラリ
 MC
06. I miss you
07. 悲しき雨降り
08. ほめられ伸び子のテーマ曲
09. 【メドレー】
   夏DOKIリップスティック/矢島 (BD:ハロプロ研修生)
   ディスコ クイーン/中島萩原 (BD:ハロプロ研修生)
   地球からの三重奏/矢島鈴木岡井
   君の戦法/中島岡井萩原
   通学ベクトル/鈴木 (BD:ハロプロ研修生)
   One's LIFE/岡井萩原 (BD:ハロプロ研修生)
10. 江戸の手毬唄II (オリジナルVer.)
 MC 昔の思い出話
11. 心の叫びを歌にしてみた
12. 世界一HAPPYな女の子 (外周通路:ハロプロ研修生)
13. SHOCK!/ハロプロ研修生
14. Flashdance... What a Feeling(Irene Cara)
15. 次の角を曲がれ (ギター伴奏:魚住宮澤)
16. 君は自転車 私は電車で帰宅 (ギター伴奏:魚住宮澤)
17. The Middle Management~女性中間管理職~
18. ひとり占めしたかっただけなのに
 MC
19. アダムとイブのジレンマ
20. 悲しきヘブン
21. Midnight Temptation (ギター伴奏:魚住宮澤)
22. 都会っ子 純情 (セリフ:矢島萩原)
23. Kiss me 愛してる
 MC
24. 僕らの輝き
25. ザ☆トレジャーボックス
26. 超WONDERFUL! (BD:ハロプロ研修生)
27. Danceでバコーン! (外周通路:こぶしつばきハロプロ研修生)
28. たどり着いた女戦士
 ENCORE
29. JUMP (外周通路:こぶしつばきハロプロ研修生)
 MC
30. 我武者LIFE