更年期症と関係ないけれど、

「今」をどこかに記録をしておきたい。


22歳で結婚して、今日まで夫婦だった人と

今日、離婚した。


長い別居を続けていたから

悲しくも嬉しくもない。

今までと変わらない。


支払いが増えることへの不安。

初めてなる「世帯主」への不安。

子供は成人済み、旧姓には戻らないので

たったひとりだけの世帯になる。その不安。


だが、安堵もある。

もう、誰と付き合おうが、私の自由。

「夫婦はみんな仲良しと思っている人」への相槌に苦笑いしなくて済む。

ご主人さんは?娘さんは?と、あたりまえのように聞いてくる人への返事に困ることもなくなる。


バツイチ生活は、今日がスタートだから

良かったのか、

後悔するのか、

分からない。

ただただ不安だ。


だか、進むしかない。

自分が主導で決めたことなのだ。


夫とはもう7~8年ぐらい別居している。

そして、通帳は元夫が握り「生活費」として月に6万円もらう生活を6年続けた。

自分の仕事で稼いだ分は、自由だったし、引落し関係は元夫が支払っていたから楽な生活だった。


が、2年前。

元夫が、売り言葉に買い言葉、といった突発的な感じで

離婚を切り出してきた。

私との将来が見えない、との事だ。

そりゃそうだ。

別居も長く、会話もしないのだから、

お互い相手のことなんてほとんど知らない。

私にしても将来的に離婚は考えていた。

もちろん同じ口調で、即同意し、子供が卒業したらな!

と返事をした。


そして先月。

下の子が大学卒業をしたのに合わせて、

「前言うてた、離婚の話しやけど……」

と、私から切り出した。

社会保険料・国民年金・介護保険と

婚姻関係を継続していた方が、金銭的にはだいぶ楽なのは分かっている。

私がが切り出さなければ、そのまま婚姻関係を継続できたことは間違いない。


だが、離婚の話を進めようと持ちかけた。

気が合わないのは絶対だ。

将来、2人で生活するなんてことはただのストレスでしかない。


今、お互い病気にもなっておらず、

親も自立している。

そして、しばらくは生活できる貯金を準備した。

しばらくは継続できる仕事がある。


たぶん、今がチャンスなのだろうと思った。

子供が大学院に行ったので、

何も言わなければあと2年は、月6万もらって、奥さんでいる生活もできただろう。


だか、その2年のうちに、

どちらかが病気、親に問題が出る、転職、etc.....

何があるか分からないのだ。

元夫の気持ちもあるだろう、定年退職が近くなると、別れるのを嫌がるかもしれない。


離婚って、何かがズレると不可能になると思った。

かといって、再び2人で生活する

なんてことは、私には考えられない。

考え方が全くちがうのだから。


条件について話し合うことになると思っていたが、

元夫の反応は、あっさりしたものだった。

今更ながら、

真面目だし、怒らない、太っ腹な良い人である。


・もう6年も、家計を別にしていたし

・子供は成人している、

・すでに別居して各々生活している

この状態だから、

話し合うことはほとんどなかった。


用紙を取りに行き、

お互い記入するのも早かった。


更に言えば、この3月から

どこの役所に出してもOK、ノー判子、

添付書類もなし、

になっていたようで。


不備ないかのチェックをしてもらうだけのつもりが、

そのまま提出となったのだ。


急に決まったことで少したじろいだが、

引き伸ばしてもしょうがない。

こういうご縁だったのだ。


たまたま仕事が休みの元夫にも来てもらい、

離婚届を提出した。最後もふたりで。


不安はあるが、

関係の無いここに記録することで、

気持ちがまとまってきた。


手続きしなければならないことが、まだ沢山あるが、

幸い、今受けている、仕事は少ない。

今月中に、きちんとしようと思う。


そして、ひとりできちんと歩んでいこう。