日本で年末の音楽と言えば、ベートーヴェンの第九。交響曲第9番だ。
その第四楽章『歓喜の歌』をロックに編曲したものが、Difficult To Cureだ。日本語タイトルは「治療不可」*1である。
Difficult To Cure
第九は、過去にオーケストラと合唱付きのコンサートを生で聴いた事があるが、期待したほどには楽しめなかった。
正直な感想を言うと、有名なメロディーの所は良い。だが始まりからそこに至るまでの過程があまりにもかったるいのだ。開幕したら、さっさと良い所を聴かせてほしい。タメなんかいらないのだ。だから僕にとって前半は、出し惜しみの楽章に感じてしまった。*2 *3
それに対してポップスは違う。初めから美味しいところを前に出してつかみに来る。1曲が勝負だからだ。ポップスに染まった僕には古いスタイルの演奏は物足りなかった。おいしい曲の盛り合わせが聴きたいのだ。
ということで、僕には美味しい所を切り出して演奏しているDifficult To Cureの方が楽しめている。
みんな、正直になろうよ。自分の評価を語ろう。
ベートーヴェンの第九は、前半はつまらない。だけど、後半は面白い!
*1:こんなタイトルはすごい。
*2:もしかしたらクラシックに疎い僕の感受性が原因なのかも知れない。
*3:オケののチケットは、家族に譲って楽しんでもらうことにした。