以前に見た謎を思い出した。
ある古い建物だった。敷地の隅の方に小さく結界の線が引かれていた。
地縛霊の祟りでも恐れているのだろうか? それとも何かの邪悪な動きを封じ込めたいのだろうか?

お札よりも大きく、謎の呪文も添えられていた。その呪文は「圣」だった。

とまぁ、怪談風に書いてみたが、これは駐車場の話。結界と言ったが駐車枠のこと。謎の呪文とは、単なる表示だ。

軽自動車の「軽」の車へんが省略された、「圣」なのだ。

もしかしたら、駐車枠に停めるものが車なのは当たり前なのだから、それを略したのかも知れない。

このつくりだけの文字は、「方言漢字」とか「景観文字」等と呼ばれているようだ。
「圣」の文字は、「軽」以外に「経」「径」などの「ケイ」の略字となる事があるのだという。

僕が以前に見たことがあるのは、九州に住んでいたからだ。

 

ちょっと調べると出てくるのだが、熊本県に多い。見られる場所をまとめたサイトがこれ↓

このマップによると、確かに熊本県に圧倒的に多いが、熊本県以外の九州地方で見られる。*1

そして、関東を探すと、1つだけ千葉県にある。そこは、ジョイフル(ファミレス)の駐車場だ。ジョイフルは、西日本に多いファミレスで、調べたてみたら本社は大分県大分市だった。もしかしたらジョイフルの設計仕様がこうなっている可能性もありそうだ。
九州の文化を千葉県で見られるのか。

「荒ぶるエンジンを、鎮めて置ける場所」って、随分見ていないから、一回見に行ってみよう。ついでに腹の虫もハンバーグで鎮まりそうだ。はは、遊びプランが出来てしまった。

*1.佐賀県内にはあまりなかった記憶がある。それでも「なつかしか」です。
P.S. 良いサイト
「車のない軽」コレクション

https://www.let.kumamoto-u.ac.jp/literature/asia/nihonbungaku/tmogi/kanji_kei.html