源氏物語の歌 夕顔 夕顔の死後の光源氏の歌夕顔の死を思い光源氏が歌った歌見し人の煙を雲とながむれば夕べの空もむつまじきかなみしひとの/けぶりをくもと/ながむれば/ゆうべのそらも/むつまじきかな恋人の亡骸が煙となり雲となったのかと思うと、夕暮れの空も親しい思いがする。 円地文子訳