バクタプルで会った二人目の絵師は、ニッチェ・カジ・バジラチャリアと言う。



バジラチャリアと言う姓=カーストは、バジラ=金剛➕アーチャリー=阿闍梨と言って金剛阿闍梨の意味である。

ネパールの仏教は、在家仏教で地域の中に仏教の司祭がいて、プジャと言う儀式を行う。日本で言えば町内会に儀式を行う坊さんがいるみたいなものである。

今はかつてチットラカルだけが絵を描いていたが、色々なカーストの絵師がいるのである。

この絵師はすでにドイツなど海外でも有名な絵師だった。

この絵師の家は、バクタプルの町中の宝石商の2階にあった。部屋にビシュヌのマンダラが掛けられていてそれをもらうことになった。


購入したビシュヌのマンダラ。