源氏物語の歌 箒木 雨夜の品定め 左馬頭の女が天上人に詠んだ歌木枯にふきあはすめる笛の音をひきとどむべき言の葉ぞなきこがらしに/ふきあわすめる/ふえのねを/ひきとどむべき/ことのはぞなきつれない木枯にお似合いの笛の音を、引きとめるような言葉は、とても私は持ち合せておりません。円地文子訳