カマル・ラマ画 仏陀の一生 綿本 軸装
中心に初転法輪の仏陀、周囲には誕生から涅槃までのストーリーつまりジャータカが描かれている。
原作は、ポタラ宮にある。
カマル・ラマ氏は、1943年生まれ。
ラマという名前はタマン族の姓である。
タマン族はネパールの山岳地帯に暮らし、チベット仏教を信仰している。
カマル氏は、ニンマ派の画僧で、コンクール優勝歴もある。
私が初めて訪れた工房は、パタンの畑の真ん中にあり、平屋で入り口には弟子たちのバイクが何台も置かれていた。タルチョが旗めいていたアトリエだった。
2001年私のコレクション展で来日して、わが家にも来て頂いた。
肉料理を出した時、マントラを唱えていたのを覚えている。
7年前、ネパールで再会したが、わたしのことを覚えていた。
現在はボーダナートのタマンゴンパ近くの4階建の豪邸でくらしている。