今回、磁雷矢、出てます。
そして磁雷矢の殺陣が素晴らしく良いです。
ヒーローもの殺陣より、リアリズムの強い時代劇の殺陣に近い印象で、押さえるべきところはバッチリ押さえててくれています。
まず冒頭、ジライヤがニンニンジャーを十六夜の忍びだと間違えて襲ってくるところ。
もう、ここが殺陣的にはクライマックス。最初からクライマックスです。
まず、斬り合いから、牽制をかけて動きを止めるところがいいですね。今回のハイライトです。
こんなしっかり全身を使った牽制、久しぶりに見ました。
武器を持っている場合、牽制には、主に三種類(場合によっては四種類)の牽制の仕方があります。
一つ目は、武器を向ける牽制。刀の場合は切っ先を相手に向けて、近づき辛くします。
二つ目は、目線の牽制です。これは単純に
相手を見る事によっては近づき辛くするのです。
三つ目は、手の牽制。武器を持っていない手を相手に向けるもので、武器を向ける牽制の弱いバージョンです。
主にこの三つが殺陣に使われる牽制です。あと、もう一つ、四つ目の体による牽制があるにはありますが、動きが見えづらいので、今回は割愛。ジライヤもこの牽制は使ってない割愛です。
さて、ジライヤは武器、目線、手を駆使して、襲いかかるニンニンジャーの動きを止めます。
武器を持った手と、持っていない手をほぼ真横にグッと伸ばし、切っ先と手で一人ずつ牽制。そして、目線を巡らせて他を牽制。
目線の牽制が、強力で尚且つ汎用性が高く、首の動きだけで牽制できるので、数が多い場合は、目線を動かして牽制していきます。
そして、牽制が出来ると主導権を握る事ができます。牽制をはずせば、はずした相手が攻撃を仕掛けてきますし、自分が動き出せば相手も伴って動き出してくれます。
ジライヤは武器を持っていない手の方へ間合いを詰めて仕掛けていきます。
この後からはジライヤの間合いの調節が見事なシーンが続きます。
アカニンジャーの刀を受け流すと、すかさず顔へ、柄当て、裏拳と繋ぎます。
すると、アカニンジャーが少し怯んで下がるので、そこへ上段蹴りを入れます。
少し下がってくれないと、蹴りの有効な間合いにならないので、この流れは説得力があります。
そして、もう一つ、アカニンジャーの斜め後ろからの袈裟斬りを身を屈めつつ後ろへ下り、避けながら近づき、首を捕まえてしまいます。
アカニンジャーからすれば、自分の手と刀でジライヤが見えなくなっている時に、いいポジションにスッと移動してしまうので、アカニンジャーからは消えた様に見えるかもしれません。
忍者感出してきますね。
そのほか、キンジと八雲が同時にかかってきた時に、キンジの剣を流して、八雲の剣を受け止める。など、楽しい動きが満載です。
今回に関していえば、ジライヤが忍者感の名誉を守る会の会長になろうと、昔のジライヤのオープニング同様、オフィスの窓に飛び込んで、お腹で滑って反対側の窓から飛び出して行く謎の行動をしようが、特に良いのです。
殺陣が良くできていたので、あとのストーリーもロボ戦も全部おまけです。
いやー。本当、いい動きしてたなー。
次回からジライヤでもいいくらいです。