・ 稲の葉先に 朝露ひかり 子がえるの
いっせい飛び込む 水の音
・ 丘は花野に おみなえし しもつけそうの
色どりに霧もわきくる
・ 老いもまたいかに生きるか ふりし問ひ
うたを詠むのも たのしからずや
・ 佐保姫は 億万桜咲かせゆく
峰へ北へとあはれしらして
「惑ひきて 悟り得べくもなかりつる 心を知るは心なりけり」
西行 好きな一首 文字で愛とか孤独 価値とか書いても
雰囲気は空想するが手応えがまるでない 人と人とが交わりやりとりしなければらなければ 心なし 心を知ることもなし、