*梅雨晴れや ねこも居場所を 定めかね *花と実と ながめどちらも オクラかな | 短歌ひとり旅

短歌ひとり旅

西行 芭蕉のあとをたずねて

 ・ 稲の葉先に 朝露ひかり 子がえるの

    いっせい飛び込む 水の音

 

 ・ 丘は花野に おみなえし しもつけそうの

   色どりに霧もわきくる

 

 ・ 老いもまたいかに生きるか ふりし問ひ

    うたを詠むのも たのしからずや

 

 ・ 佐保姫は 億万桜咲かせゆく

    峰へ北へとあはれしらして

 

 「惑ひきて 悟り得べくもなかりつる 心を知るは心なりけり」

 西行 好きな一首  文字で愛とか孤独 価値とか書いても

 雰囲気は空想するが手応えがまるでない 人と人とが交わりやりとりしなければらなければ 心なし 心を知ることもなし、