今場所の相撲、皆さんは見ていらっしゃるでしょうか?
私は全盛期兄弟以降、あまり見ていなかったのですが、近頃の四股名は覚えやすいと言うか、キラキラ四股名とでも言いますか、、、。
私が二十歳過ぎ位の時でした。
少女漫画ばかり好きだったのですが、男性社員が、休み時間に読んでいたマンガ雑誌の中に、ひときわ共感するような漫画がありました。
成人男性の読む漫画でも、例えば三丁目の夕日だとか、ツレちゃんのゆううつとか、女子も楽しめる連載がたくさんありました。
その中でも一番心を鷲掴みにされた漫画が
一丸さんの「おかみさん」でした。
イチマルと言う名前から、作者は元力士だろうか?関係者かな?など不思議だなとは思いながらも、その描写力、ストーリー展開、笑いと涙の展開、そして力士の心情、おかみさんが影で流す涙、、、私も共感することばかりで、全巻揃えて持っていましたが、シェルターに入る時に殆どの荷物を置いてきてしまい、「おかみさん」もその一つです。
そして50代になり、一丸さんは女性だとわかったのです。
そして、、、
一丸さんはお亡くなりになられたと知りました。
1度「おかみさん」の後の連載を始めて、すぐに病気療養しますと記載があり、心配していたのですが、男性社員ばかりの会社から退職してから、漫画を読むこともなくなり、ずっと一丸さんの事が気になっていました。
そして今はネットで調べられる時代。
私はネットコミックで一丸さんの漫画を探しましたが、おかみさん以外出て来ません。
そして、、、。
残念な事に、漫画家一丸さんは亡くなられていたのです。
私の大好きなおかみさんの漫画の主人公のおかみさんの「はっちゃん」はよく泣きます。よくという表記は「良く」と書きたい泣きっぷりです。
何も出来ない新米女将が、後援会へ挨拶に行っても、国宝級の料理音痴が作るちゃんこを弟子たちが「まずい」なんて一言も口にせず食べる男気ある弟子たち。
おかみさんが親方にプロポーズされた時、優勝したら俺と結婚して欲しいと言って、本当に優勝して結婚してしまう、でも取り組みを真っ向から見られず、国技館を抜け出し、近くの居酒屋のテレビ中継で優勝を知り酔っ払いのおじさん達におめでとうとファンの祝杯を上げる。
こんな感じから広がるストーリーでした。
これが本当にはまり、ドジな自分のバイブルのように大切に持っていました。
でも、もう別れた夫の家です。
絶対に取りにはいけません。
こんな時、はっちゃんなら
そんな事でぐだぐだしないの!
前を見たらやる事があるでしょ!
と言われそうです。
作者の一丸さんは本当に惜しい人でした。
皆さんにも是非
「おかみさん」を読んでもらいたいのですが、
もう、きっと無理ですね、、、。
私も大好きなはっちゃんのように、
エネルギーいっぱいで頑張れるお母さんになりたかったです。
もう望んでも無理なんですけどね。
大変長くなりましたので、今夜はこのへんで。
皆さんおやすみなさい。