自衛官になるために知っておくこと | 戦車のブログ

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自衛隊と一括りに言っても陸海空の3つの自衛隊があり、それぞれ大きく違う組織だ。

 

なので自衛隊に志願する場合、陸上自衛隊に入隊した場合のメリット、海上自衛隊や航空自衛隊に入隊した場合のデメリットは何かとかちゃんと調べておく必要がある。

 

地本の自衛官は嘘も言うし、現実的じゃない話や都合の悪い話はしないことも多々あることは知っておかなくてはならない。

 

昔は「地方連絡部」通称「地連」と呼ばれていたが、「地連のおやじに騙された」というのは入隊後よく聞いたものだ。

 

今なら地本のおやじに騙されたなのだろう。

 

 

でも、募集難のところって自衛隊に限らず一般社会だって同じだろう。

 

良い話、耳障りの良いことばかり話をして勧誘する。

 

凄く良い条件ばかり言って入社したら物凄いブラック企業で安い給料に休日も無いなんてよくある話である。

 

社会に出るというのは厳しいものなのである。

 

楽して楽しい思いばかりしてお金を稼げる職場なんてそうはない。

 

自衛隊に入隊する前に「髪の毛とか短くしなくてもいいんですか?」と地連のおやじに聴いたら「大丈夫、某教育隊では肩まで髪の毛伸ばしてる隊員がいるよ」なんて嘘を言われたという隊員なんてかわいい方だ。

 

 

まともな職場なら服装も髪型も当然のように注文してくるし、規則になくても常識の名のもとにうるさく言われる。

 

そういうのにうるさくない職場や会社ってどういう業種でどういう人がなるのか・・・・少なくても公務員や大企業ではなかなかないよね。

 

そういうのがどうしても我慢できないとか無理という人には自衛隊は勧めない。

 

入隊したら当然短髪にしなければならないし、好きな格好なんて出来ないからね。

 

食事だって出された物を文句を言わずに食べる。

 

好き嫌いなんて言ってられない。

 

私生活なんて無いのが自衛隊だからね。

 

思想信条も言論の自由も・・・・・そういう世界でそういうものだから。

 

 

そんなところ嫌だと言う人、社会に出たら自衛隊でなくても暗黙の了解で見えないルールに縛られている。

 

ネットの世界だってだんだんルールや規制が年々厳しくなっている。

 

自由なようで自由じゃない。

 

自衛隊の場合それを明確化しているだけだ。

 

なので、自衛隊に入隊しても別に社会人として常識あることさえしていれば問題ない。

 

団体生活だから自然といろんな人間がいる中で人間関係で悩むことなんて当たり前だからね。

 

ただ外出とか自由ではないのは辛い・・・・・、これだけは・・・・、なので自由では無いのは事実なんだよ。

 

結婚して営外者になるかある程度の階級になるか・・・・それでも教育隊とか入校中だと営内生活は強いられる。

 

 

そういう現実的な話とかは余り語らないのが地本の人達なのだ。

 

訓練とかそういう話より大事だよ。

 

戦車に乗りたいと志願して希望通りに戦車隊員になったからと言って楽しいことばかりじゃないからね。

 

よく殴られたし、蹴られたし・・・そんなのは愛の鞭だけれど・・・・陰険ないじめだってよくある話。

 

そんは話ばかりじゃないけれど・・・・・だから入隊前に自分は何を目的に入隊するのかを考えて欲しい。

 

公務員だから安定的な職業だからでもいいし、国防のためでもいい。

 

免許の取得でも任満まで金を貯めるでもいい。

 

 

陸上自衛隊を志願すると決めるとしたら「田舎に就職先が無いが近くに自衛隊の駐屯地があるし知り合いもいるので志願した」という人も少なくない。

 

これが海上自衛隊だと近くに基地があっても艦艇勤務なら・・・・地元で生活って感じにはならないし家を空けることも多い。

 

航空自衛隊も基地周辺だけでなく離島のレーダー基地へって言うのも少なくなく、飛行機が好きだからという志望動機なのに飛行機なんて金輪際関係ない職場に配属なんてことも当たり前のようにある。

 

地元で就職したいという人は陸自がいいだろうね。

 

そのかわり職種とか拘ってはいけないし、運が悪ければ九州で入隊したのに北海道へって話も昔はよくあった話。

 

思い通りにはならないこともあることは知っておくべきだ。

 

 

飛行機に乗りたいから航空自衛隊へというのなら「航空学生」を志願すべきだ。

 

難関だがそれが近道だし希望が叶う可能性大だからね。

 

普通に航空自衛隊を志願しても飛行機のパイロットにはなれないし、整備とかならまだしも、飛行機とは関係ない職種とか飛行機を見ることもない任地も珍しくない。

 

そういうこともあることを知って覚悟して志願しないとね。

 

募集の動画のような華々しい職種ばかりじゃないのだから。

 

 

 

まず、自分が入隊するとすれば何をしたいか、どんなことでもやりたいのか、希望があるのかで大きく違うことを知っていれば、陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊のいずれの自衛隊に志願するか決められるはずだ。

 

それが決まればどの制度で入隊試験を受けるか決める。

 

一生自衛隊にというのならそういう制度で入隊試験を受けると良いが勉強はしっかりしないとね。

 

戦車に乗りたいから入隊したいというのは、何度も書いたけれど戦車削減の中・・・・機甲科へ進んだとしても戦車部隊に配属されるか解らないし、戦車に乗れないこともあるからね。

 

入隊後は、自分の思い通りにならないものなんだってことは知って欲しい。

 

そして地本のおやじに騙されるな・・・・・。