自衛隊へ入隊するには | 戦車のブログ

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自衛官になる人達が少子化もあってか少なく募集難になっている。

 

徴兵でない日本にあって自衛官になるには志願制で自ら進んで志願し入隊試験を経て自衛官へなる。

 

私の入隊した時代と今はかなり違うのかも知れない。

 

制度もかなり変わったからね。

 

進路や将来について考える時期でもあり、受験に失敗した人、就職が決まっていない人の進路の一つとして自衛隊へ入隊するという選択肢の一助になればと自衛隊入隊について紹介します。

 

今回は一般的な自衛官候補生と一般曹候補生について紹介します。

 

 

自衛官へなるにはいろんな制度がある。

 

それは学歴や所持している免許や資格によって受験できる制度が異なる。

 

中卒なら自衛官候補生と高等工科学校の選択肢があるが、高等工科学校は17歳未満の男子という制限があり難関な試験に合格しなければならない。

 

中卒で高校中退でも入隊試験が受けられるのは自衛官候補生がある。

 

自衛官候補生の入隊資格は、18歳以上33歳未満。

 

ただし、32歳の者にあっては、採用予定月の1日から起算して3月に達する日の翌月の末日現在、33歳に達していない者に限る。

 

年間を通して募集している。

 

いわゆる一般隊員で自衛官候補生を修了すると2士という最下級の自衛官となり、任期制隊員となる。

 

 

自衛官候補生の試験は内容は筆記試験と口述試験、身体検査が行われ筆記試験(国語、数学、地理歴史及び公民、作文)口述試験そして身体検査がある。

 

随時採用の日をもって、陸上・海上・航空自衛隊それぞれの自衛官候補生に任命される。

 

昔は2等陸・海・空士として募集していた制度で陸なら一任期2年、海・空は3年の任期制隊員となる。

 

三曹へ昇進しなければ非任期制隊員になれず候補生の選抜試験に合格しなければならない。

 

 

任期満了時には「退職金」が結構出る。

 

最初から自衛官を就職先として考えているのなら高卒以上の資格で一般曹候補生という制度がある。

 

任期制隊員ではなく非任期制隊員で、任期制隊員から受験する者もいる。

 

 

一般曹候補生は、陸上・海上・航空自衛隊の曹となる自衛官を養成する制度です。

 

一般曹候補生は、入隊後2年9月以降選考により3曹へ昇任します。

 

自分の能力に合わせて、知識と技能を高めてゆくことが可能です。


一般曹候補生とは、18歳以上33歳未満の者を対象に、陸上、海上、航空各自衛隊の部隊勤務を通じて、その基幹隊員となる陸・海・空曹自衛官を養成する制度です。

 

応募資格年齢を比較的広くとっているため、高校新卒者はもちろん、高専卒、大卒、社会人経験者まで多様な経歴を持った人材が一般曹候補生として入隊します。

 

ただし曹になれない場合は退職しなければならず、絶対に3曹になれるということではない。

 

もちろん任期制隊員のような退職金も出ない。

 

 

自衛隊の中で「士」と呼ばれる階級で、旧軍なら「兵」に相当する。

 

つまり兵隊だね。

 

2士・1士・士長が「士」。

 

下士官が「曹」。

 

3曹にならないと非任期制隊員としていわゆる「定年」までは自衛隊には居られない。

 

士がアルバイトだとすると正社員は曹からだね。

 

 

任期制隊員は将来陸上自衛隊を2任期4年で退職するまで資格や免許の取得とかお金を貯めるということを目的としたり、中卒なら夜学へ通学して高校を卒業したり、大学に通学して大卒になる者もいる。

 

夜学へ通わせてくれない部隊も多々あるけどね。

 

昔は向学心のある者は夜学へ通っていたよ。

 

今はよく解らないけどね。

 

 

一般曹候補生だとそうはいかない。

 

自衛隊へ「就職」したのだから夜学へ通学したいとかじゃないからね。

 

任期制隊員とは最初から違うのだ。

 

任期制隊員だと昇進試験に合格しなければ嫌でも自衛隊を去らなければならない。

 

だから最初から自衛隊へ入隊する場合は自衛官候補生か一般曹候補生かちゃんと考えて入隊したほうがいい。

 

 

 

それと自衛隊へ入隊したい理由に「戦車に乗りたいから」とかで希望するのはどうかと思う。

 

希望はいいけれどほとんど希望通りにはならないからだ。

 

希望通りにならなければ辞めるのか?

 

最初から希望する職種に行ける制度って航空学生とかパイロット志望の制度があるけれど、「戦車乗員」の道は難関で運と枠に左右されるからね。

 

試験を受けて「戦車乗員」なんてことはないから・・・・。

 

 

自衛隊へ入隊する制度はまだまだたくさんある。

 

幹部自衛官になりたければ、高卒から防衛大学へ進学するか、大卒で一般幹部候補生になるか、入隊後「曹」になって受験資格を得て部内選抜試験に合格して部内幹候で幹部になる道もある。

 

そういう制度を紹介して入隊してくれればいいな・・・と私は思っています。

 

 

入隊希望者はまず、各地にある自衛隊協力本部、通称「地本」の募集事務所へ行くのをお勧めします。

 

自衛隊へ入隊するまでお世話をしてくれますし、いろんな制度を教えてくれます。

 

中高生とか来年度3年生になる人は夏とかに自衛隊の戦車とか飛行機や艦艇に乗せてくれたりするので早くに進路希望を言っておくといろんな経験が出来るよ。

 

私も初めて乗った飛行機は海上自衛隊の飛行機だったし、地元の戦車や特科部隊とか見学させてくれたからね。

 

そういう特典は新卒で入隊希望者じゃないとなかなかないよ。

 

参考までに・・・・・・。