【葛城奈海の直球&曲球】米国依存では解決しない拉致問題 | 戦車のブログ

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そもそも北朝鮮と合意しても約束を守らず、手に入るものが入ったらすぐ約束を反故にするのは韓国も北朝鮮も同じ朝鮮民族の常套手段だ。

 

今回の米朝首脳会談が失敗に終わったらまた核開発をって話になること自体、非核化なんてする気なしなのだから。

 

その北朝鮮から拉致被害者を日本へ戻すには奪還するしかないのだ・・・・。

 

以下産経ニュースより転載

 

 

約8カ月ぶりとなった米トランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の会談は、合意に至らず終了した。

 

 

 日本人拉致問題についても触れてくれたそうだが、それによって進展があったとは私には思えない。

 

それどころか、激しい拷問を受け、昏睡(こんすい)状態で帰国し、その後亡くなった米国人、オットー・ワームビアさんについて、金委員長は「知らなかった」「残念だった」と述べ、それを大統領は、言葉通りに受け取ったと記者会見で語った。

 

 

 信じがたい、と思ったのは私ばかりではないだろう。

 

ワームビアさんの拘束・帰国は、北が核・ミサイル実験を繰り返し、米朝の緊張が高まっていた時期である。

 

そんな微妙な時期に、独裁国家で、よりによって米国人の人質の扱いをトップの意思抜きに決められるだろうか。

 

大統領は国内世論を見据え、アリバイ作りとして話題にしたとしか思えない。

 

自国の被害者に対してさえ、こうなのだ。

 

日本は米国に依存して拉致被害者を取り戻せるという夢から覚めるべきではないか。

 

 

 

 先月、横浜の工作船資料館を訪ねた。

 

平成13年、九州南西海域で海保の巡視船と交戦、自沈した工作船が展示されている。週末ということもあり、意外なほど多くの人が訪れていた。

 

年間訪問者は約20万人に上るという。

 

 

 そのとき交戦した巡視船「あまみ」の船橋が、広島県・呉(くれ)の海上保安資料館に展示されていることは、昨年本欄でも紹介したが、こちらは訪れる人もほとんどない。

 

 

どちらも無数に残る弾痕が銃撃戦の激しさを生々しく物語る。

 

10人以上いたとされる工作員は自沈により全員死亡(推定)。

 

海保側に死者が出なかったことは、奇跡に近い。

 

 

 「あまみ」の船橋も、ぜひ工作船と並べて展示し、多くの人の目に触れることで平和ボケした日本人を覚醒させてほしいと思う。

 

この事件を機に、工作船の出没はぴたりと止まったと聞く。

 

その翌年、5人の拉致被害者が帰国を果たしている。

 

他者に依存せず、自国の意思を毅然(きぜん)と体現すること。

 

本気で拉致被害者を救出しようとするなら、避けては通れない道のはずだ。

 

                  

【プロフィル】葛城奈海

 

 かつらぎ・なみ やおよろずの森代表、防人と歩む会会長、ジャーナリスト、俳優。昭和45年、東京都出身。

 

東京大農学部卒。自然環境問題・安全保障問題に取り組む。

 

予備役ブルーリボンの会広報部会長。

 

著書(共著)に『大東亜戦争 失われた真実』(ハート出版)

 

 

(産経ニュース)

 

 

予備役ブルーリボンの会広報部会長でャーナリストにして俳優の葛城奈海予備三等陸曹は予備自衛官補出身で特定失踪者の活動でも活躍している。

 

私が「あまみ」の船橋を見たのは小樽の海保であった。

 

巡回展示をしていたのを見に行ったのだが、生々しい弾痕と分厚い窓ガラスにいたも簡単に貫通していたのを思い出す。

 

「窓は波に耐えられるように分厚いですが防弾ではないのです、船橋も防弾ではないので狙われたら貫通します」と説明を聞いた。

 

弾痕だらけの船橋を見て最前線は海保が担っているのだと思った。

 

自衛艦と違って巡視船は武装も防弾も脆弱であることも知った。

 

北朝鮮の核兵器はもう日本を射程に収めている。

 

日本はもう最前線なのだということを忘れてはいけない。