低空の空襲…米軍機が撮影したカラー映像 | 戦車のブログ

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 先の大戦での空襲の際、米軍の戦闘機が「ガンカメラ」で撮影したカラー映像を取り上げた特番「戦後70年 千の証言スペシャル 私の街も戦場だった」が9日午後9時、TBS系で放送される。大規模な空襲ではなく、低高度から機銃掃射などを行う「低空の空襲」を特集しており、当時の街の様子が比較的鮮明に映っているという。



 ガンカメラとは、射撃のチェックや戦果の証明を目的に、米軍の戦闘機の翼などに設置されたカメラ。


米国に保管されていた映像を日本の研究者チームが取り寄せ解析した。


これらの映像からは日本側の記録に残っていない空襲も多数発見され、鹿児島県薩摩川内市など全国120市町村以上で空襲があったことを確認。地方の小さな村も含め、日本全土が空襲を受けていたことが分かったという。



 番組では、大戦末期に満員列車が機銃掃射を受け、多数の一般人の死傷者が出た「湯(い)の花トンネル列車銃撃事件」を特集。


俳優の佐藤浩市が東京都八王子市の現場を訪れ、遺族や目撃者らに話を聞くほか、当時の状況をドラマで再現する。



 一方で、列車を撃った米国の元パイロットを特定し、家族や同僚に取材。


パイロットが抱えていた苦しみが明かされるなど、撃たれた側と撃った側、双方の苦悩が描かれる。




 山岡陽輔番組プロデューサーは「戦争の記憶は時間の経過とともに薄れているが、次の世代にも伝える必要がある。



映像を見れば、『自分の街も戦場だった』と実感していただけると思う」と話している。


(産経ニュース)