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「鍛地頭-tanjito-」

 

 

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みなさん,こんばんは!!
「鍛地頭-たんじとう-」です。
 
今日は、
「塾長のカナダ武勇伝(?)」の続編をお楽しみください。


↓これまでの記事↓
〔第1話〕塾長のカナダ武勇伝(?)-プロローグ-
〔第2話〕塾長のカナダ武勇伝(?)-語学研修Ⅰ-
〔第3話〕塾長のカナダ武勇伝(?)-語学研修Ⅱ-


明日からのダイナミックな語学研修を前に,
蟹のようにブツブツと「Survival」を唱え続ける塾長。

そこは,バンクーバー島ビクトリアの海が見える白いレストランだった…。



◇◆…◆◇…◇◆…◆◇…◇◆…◆◇…◇◆…◆◇…◇◆…◆◇…◇◆…◆◇…◇◆…◆◇
 
塾長:[Survivalか…,そうだよなあ…,Survivalだよ…,うん,Survivalだ,
    見知らぬ広大な街に,方向音痴で英語が話せないわしが,ひとり,
    投げ出されるんだぞ…単身で未開のジャングルをさまようようなもんだ…
    生きて帰られるのか!? 〔注:塾長! 大袈裟ですよ!〕
    …やっぱり,Survivalだよ,うん,Survivalだ! Survivalに違いない!]
塾長:…ぶつぶつ,ブツブツ…

 
おしゃれな白いレストランは,給仕もおしゃれでした。
イケメンのウェイターが,ぞろりと揃い,
中にはローラースケートを履いたイケメンもいます。
そのローラースケートのイケメンウェイターは,
普段,スケート技をちらっと披露しながら,
テーブルにおいしい料理を運んでくれるのです。




 
塾長:[うん? そう言えば,あのローラースケートのイケメンウェイター,
     さっきから,ニコニコ,わしのことをじっと見とるわい。]

 
ローラースケートのイケメンウェイターは,
料理が出される配膳口のカウンターに肩ひじを突きながら寄りかかり,
長い右脚を前に組んで,スケートを履いた爪先を上げ,
イケメンスマイルで塾長に熱い視線を送っているのです。
 
 
塾長:[そんなにわしのことが恰好ええんかのう。
     自慢じゃないが,日本じゃ,いっこもモテたことのないわしじゃが,
          さすがカナダじゃ!
         同性に恰好ええと思われるということは,
         わしはほんまに恰好ええんじゃのう! 〔注:おいっ!〕
 
 
店内:ざわざわ,ザワザワ…ウォ~!
塾長:[なんじゃ!?
         配膳口付近の客が小さな感嘆をもらしながら,
         ざわめいとる。ここからはよく見えんのう。]
店内:ザワザワ,ざわざわザワザワドウォ~!!
塾長:[な,な,なんじゃ!?]
塾長:[ウォ~,あのローラースケートのイケメン,
         配膳口前で4回転しちょる!
         羽生結弦と同じぐらいに回転が切れちょるで!〔注:塾長! 時代が違いすぎま~す!!〕
         かっちょええ~!]
塾長:[で,なんで,踊ってんの?]
塾長:[なんじゃ~!!!
   あのバカでかい
カニは!?

 
ローラースケートのイケメンウェイターの右手には,
トレーから脚がはみ出てぶらさがった,赤い,大きな,大きなカニが,
ギロリと塾長を見据えて居座っていたのでした。




 
塾長:[でけ~! カナダはなにカニとスケールが違うわい…
    …いかん! スケールのでかい語学研修を思い出したわい!
    それにしても,あんなバカでかいカニ,誰が食べるんじゃ?]
 
店内:ウォ~,ウォ~,ピューピュー〔注:指笛の音〕

 
ローラースケートのイケメンウェイターはキレのある回転に,
さらにキレを加え,テーブルの間を小気味よく,くるりんクルリンとすり抜けながら,
とても楽しそうに給仕活動をこなそうとしています。

 
店内:ウォ~,ウォ~,ピューピュー
塾長:[あれを食べるのに何時間かかるんじゃろう?
     ひとりで食べるのか?
          まさか…どこのグループが頼んだんじゃ…?]
ウェイター:さあ,どうぞ!




 
塾長:わしかー!!!
ウェイター:今日,僕は幸運です。このカニを運べたのですから。年に数杯しか出ませんからね。
店内:パチパチ,バチバチ〔注:拍手喝采〕
塾長:[な,な,なんてことだ!
    確かにカニを頼んだが、こんなバカでかいのが来るとは思わんかったわい!!
         しかも,これって,スタンディングオベーションってやつか!?
         お客が立って拍手してるぞ! こっちに大挙して寄ってくる!
         来るな~! わしは英語が話せないんじゃ!]
ウェイター:お客様も喜んでおられます。応えてあげてください。
塾長:[来た~! だから,英語はムリって…〔注:顔面蒼白〕

 
塾長はとっさに,中腰のまま,中途半端に立ち上がり,
四方のお客様にぺこぺこ。
敬礼した右手を遠慮気味に小刻みに振りながら,蚊の鳴くような声で,
「Thank you…」
を繰り返したのです。
 
温かい笑顔が塾長をぐるりと取り囲み,拍手は鳴りやみません。
 
塾長:[助けてくれ~,地獄じゃ~!

 

 
塾長:[ふ~,ようやくお客が席にもどってくれたわい。
         それにしても,まだ多くのお客の注目を浴びとるなあ…。
         そうか,このバカでかいカニを食べるわしの雄姿を見たいんじゃなぁ。
         今度は恰好よくキメんといかんぞ!
         まずは,この脚から捥ぐとするか…えぃっ!]
塾長:痛て~え!
 
カニの硬い脚の棘は,
見事に塾長の親指と人差し指を突き刺したのでした。
ぷつんと赤い血の球が…。
 
塾長:[どうやって食べたらええんじゃ?
         どこから食べるんじゃ?
         …とほほ,なんてこった…
         …カニを食べるのでさえ,
    Survivalじゃ~!

 
この白いレストランのカニ騒動は,
明日から始まるダイナミックな語学研修のプロローグに過ぎなかったのです。
 
→つづく



 
(文責 副塾長)
 
 
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