私は、咲く花も好きだが、植物を増やすことが好きである。家内が茶花などに通い持ち帰る枝を挿し木して、成功率は低いが、それでも何となく太神楽(椿の大輪)が根付き、更にはその太神楽が開花、結実した種からの実生苗も二本3年目を迎えている。椿の実生は先祖還りするとのことで、元の太神楽の花は期待できないが、どんな花が咲くものか判らないこともまた楽しみである。何年後に花をつけるかも判らない。

 

実生苗では、河津桜の花後のサクランポから種蒔きをしたものが何本も苗木となっている。話では開花を見るには7年必要と言うことで、あと数年先には、開花を見られるかも知れない。だが、今年、桜の挿し木が可能であるということを知り、河津桜の挿し木も試している。根を伸ばして挿し木が成功しても、これもまた開花は数年後になるのだろうが。

上の写真がそれであるが、葉を半分にしたりはしていない。家の近くのキャンドゥ(100均の店)で購入した鹿沼土に挿し木している。

 

これも茶花からの切り枝であるが、虫狩(ムシカリ)と言う木の挿し木もしていて、2本の内1本が枯れていないので、うまくいけば挿し木成功と言うところである。ムシカリは、利休七選花の一つと言うことで、花が咲くまでに育てば嬉しい。

 

 

挿し木では、ムクゲを四種類(宗旦・祇園守・紫・ピンク)、元気な木が2・3本は有るように挿し木を繰り返している。ガクアジサイ・ネコヤナギなどは簡単に挿し木が根付くので、手入れをしていて枝が折れれば、それを刺して予備を補充している。

 

実生苗では、酔芙蓉・土佐水木などを試しているが、まだ成功していない。酔芙蓉は一般には実生出来ないと言われているが、数年前には、発芽にこぎつけた、しかし、育て切らず駄目になっている。

 

シロヤマブキは、零れ種で実生苗が出来、それ以来数本を育てているが、3年ほどで、まだ開花には至らない。

 

今日は、やっと雨が上がり、サガギクの支柱へ伸びた茎を結び付けたり、フウセンカズラ・朝顔を楽しむためのネットを立てたりして、狭い庭の中をアレンジした。

午前中は、近くの哲学堂までウォーキングをして、満開過ぎの桜を楽しんだりしたものの、園芸に毎日時間を割けるので、細かい手入れが可能になった。