この地上に生まれ
僕らは何もしないまま
大人になってゆくのかな
歩く速度は遅くても
その足跡は
一歩 一歩
何をしようか？
何処へ行こうか？
選択肢は「これでもか！」と
僕に勝負を挑んでくる
嗚呼、空は遥かどこまでも続いていて
見渡す限り限りなく
この世に終わりはあるけれど
見回せばほら
この両手は繋がってゆく
この時代に生まれ
僕らは、存在する意味を
問いながら
今日も息をする
行動に価値はなかろうと
その出来栄えは
必要な通過点
何をしようか？
何を残そうか？
選択肢は「こっちにしなよ」と
僕を魅了し誘ってくる
嗚呼、空はあんなに澄みわたっていて
今すぐ僕も飛べそうだ
僕に翼はないけれど
走ればほら
この両足は空も翔る
嗚呼、空はこんなにも表情豊かで
全てをつつみ、染めてゆく
誇示する色はまだなくて
未来（さき）を見ればほら
この体はどんな夢も選べる
この僕は、どこでだって、進んでゆく