安倍総理とオランド大頭領はタグを組んで、原発を世界各国で売り込みたいようですが、正気の沙汰とは思えません。プルトニウムを世界中に拡散させて、放射能ゴミを処理できないままに増やし、事故の責任をとることも不可能なのに、無責任の極致。

みどりの風が生まれたきっかけのひとつが、ヨルダン、ベトナムとの原子力協定でした。当時民主の外防筆頭理事だった私は、委員会審議の準備の責任者であり、党の職務と倫理観との間で悩みました。ぎりぎりの選択として、明らかに反対の質問をして記録に残し、採決を棄権 しました。前代未聞の出来事に、同期の出世頭だった私は、その日の内に全ての役職を降ろされました。後で、事情を知って協定の真の恐ろしさを理解した舟山 議員は、私が裏事情を説明していなかったことを怒ると共に、強い圧力に屈したことを深く反省しました。党議拘束に逆らえば干されて仕事ができず、従えば、 国民と自分自身を裏切る。その頃から、民主党を出ることを話し始めることになりました。今では、みどりの風の仲間は、私が与党の筆頭理事として知り得た裏 事情やからくり、経緯も理解しています。だから、みどりの風、既にある原発の部品供給以外の原発輸出には、反対です。どうして、みんなの党が脱原発を主張 しながら新たな国への原発輸出を認めるのか理解できない。私たちが持ったことを後悔するようなものを他者に売ってはいけないと思うのです