Kalafinaの新曲の感想も残り1曲になりました。
3. とんぼ
作詞:梶浦由記 / 作曲:梶浦由記 / 編曲:梶浦由記
新曲「百火撩乱」のカップリング曲になります。
M2の「カンタンカタン」が思ったほど感傷的な切ない曲に感じなかったのは、この「とんぼ」があったからだろう。
伴奏がピアノだけのシンプルな曲です。
この曲を聴いて男女の恋愛の曲と理解した人はどれだけいるだろう。
自分もこの曲が恋愛の曲だと理解できてない1人であった。
最初この曲は、野山でとんぼを獲ってた小さい頃の追憶の曲かと思ってたが、「男女の恋愛」と聞かなければ到底、恋愛の曲だと思えない曲でした。
多くを語ることない二人。
ふさぎ込んでる彼女の元で何もできずにいる僕。
君が好きな物を僕は少しだけ嫌いという僕。
ただ黙ってそばについているだけで、ただ歩き回るだけの二人。
この二人は幸せなんだろうか??
なんど聴いてもいまだにその答えが見つけられないでいる。
最後に「ぼくらは二人で塞ぎ込むことにした」で締められる閉塞感ある歌詞の内容も印象的だ。
きっと二人にしかわからない、そんな幸せもあるんだろう。
シンプルだが深い歌詞の世界観。あまり複雑に考えず素直にKalafinaの歌声をハーモニーをただ楽しむのが良いのかもしれない。
シンプルだからこそ、高いボーカル力が必要とされる楽曲かもしれない。何度も3人で話し合い、ディスカッションしながら歌い込んだであろう。もう曲が終わったかと思うほど長い無音部分があり、無言の中にも3人の呼吸のあった意思の疎通も感じられる。
まるで朗読してるような曲ですね。
Kalafinaだから歌える曲、Kalafinaじゃなければ歌えない曲。
この曲もたくさんのファンの涙を誘うことでしょう。
Kalafinaファンにかなり注目されている楽曲のようなので、ぜひ聴いてほしい1曲。そんな切なく感傷的なバラードです。
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シングル曲、百火撩乱、カンタンカタン、とんぼ、どれも日本情緒あふれる曲ばかりで、時がゆっくり流れる、、、そんな印象の曲に感じます。
百火撩乱には、武術の達人のような強さもカッコよさも感じ、カンタンカタンととんぼには、懐かしさを感じる。
コーラスワークが魅力なKalafinaだが、どの曲も歌詞の登場人物に寄り添い、それぞれが気持ちも歌い方も変えてるKalafinaの3人のボーカルには注目です。
梶浦さんも毎回、魅力的な曲を作ってくれて感謝ですね!
ライブで、生で聴くのが楽しみな曲ばかりです:*:・( ̄∀ ̄)・:*: