猫のエッセイアンソロジー『にゃんこ天国』(河出書房新社)に、私の一編も収録されました。
22年一緒に生きたチャイに、ある日突然、頬を往復ビンタされて、谷村、躾された事件を書いた『優しい雌猫』です。
お隣は、内田百けんさんが、ノラの後に入り込んだクルツを書かれた『猫の耳の秋風』、そして晩年目の見えないチャオと暮らしておられた徳大寺有恒さんの『一畑薬師』。
現代の作家だけでなく、宮沢賢治、谷崎潤一郎、島尾敏雄、中勘助各氏などの時代をこえた作家たちのエッセイも収録されています。
よくこんなに集められましたよね。
で、おそらく大変難儀な編集作業のあとに、このポップなタイトルと装丁で2018年に送り出したのだな、と。
作家たちがつけた猫の名前、呼び方だけでも愛しく、毎日二編、三編と読み進めています。
ルールーのおうち、冗談で作ったら、気に入っている。